テレビをこじらせた東京福袋が書いた
ノンキなコラム集

東急百貨店東横店|映像の中の渋谷

古い映画やドラマなどの映像から昭和の渋谷の風景を探しています。

東急百貨店東横店
東京都渋谷区渋谷2-24-1
1662年8月に江戸日本橋に呉服屋として白木屋創業。1934年11月、東京横浜電鉄(現東京急行電鉄)の百貨店部として東横百貨店(現東急百貨店東横店)創業。2020年3月営業終了。(参考:東急百貨店公式ホームページ
渋谷駅直結で食料品から衣料品、レストラン、時計・宝飾品まで一通り揃った便利なデパートだった。40年近く前、お好み食堂で笠智衆と相席になったことがあるのが良い思い出。一緒にいた上品な女性はたぶん奥様。ちなみに笠智衆夫妻(仮)は鰻重を食べていた。

映画「不良少女魔子」

1971

タイトル直後、渋谷駅前交差点より宮益坂方向の空撮で右手に見えるのが東急東横店東館。

映画「不良少女魔子」1971年

徹(小野寺昭)のグループが渋谷の街を闊歩するシーン。背後に東急百貨店東横店東館。

映画「不良少女魔子」1971年

洋次(岡崎二朗)と徹(小野寺昭)が安岡組のコールガール組織に接触する場面。宮益坂下交差点から東急百貨店東横店東館を見る。 

映画「不良少女魔子」
監督:蔵原惟二
1971(昭和46)年/日活
出演:夏純子、藤竜也、小野寺昭、岡崎二朗、宍戸錠
 
日活株式会社
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映画「真昼の誘拐」

1961

ラストシーン、左手に東急百貨店東横店西館、東館が映る。

映画「真昼の誘拐」1961年

そのままカメラがティルトアップして東急百貨店東横店西館、東館の上部が映る。

映画「真昼の誘拐」
監督:若杉光
1961(昭和36)年/日活
出演:高橋英樹、中尾彬、沢本忠雄、武内悦子、奈良岡朋子、山内明

映画「泥だらけの純情」

1963

タイトルバックが東京の中心部から次第に渋谷へ移っていく。中央に東急百貨店東横店西館が映る。

映画「泥だらけの純情」
監督:中平康
1963(昭和38)年/日活
出演:浜田光夫、吉永小百合、小池朝雄、和泉雅子、滝沢修、細川ちか子

映画「東京は恋する」

1965

ミチコ(伊藤るり子)の祖父母がはとバスで東京見物をする場面の後半、首都高速3号線を走るバスを俯瞰で撮影するシーンで、左手に東急百貨店東横店東館が映る。

映画「東京は恋する」
監督:柳瀬観
1965(昭和40)年/日活
出演:舟木一夫、伊藤るり子、山本陽子、堺正章、和田浩治
 
日活株式会社
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映画「踏みはずした春」

1958

少年院帰りの笠原(小林旭)が子分のトンガリ(野呂圭介)達と再会するシーン。うしろのビルは東急百貨店東横店西館。

少年院帰りの笠原(小林旭)と再会した子分のトンガリ(野呂圭介)達が笠原の愛人の店へと向かうシーンで、左手に東急百貨店東横店東館、右手に西館が映る。

警察から逃げるトンガリ(野呂圭介)が東急文化会館の非常階段を下に降りるシーンの背後に映っているのは東急百貨店東横店東館。

警察から逃げおおせたトンガリ(野呂圭介)を笠原(小林旭)が東急文化会館の非常階段下で捕まえるシーンで、背後に東急百貨店東横店東館が映っている。

映画「踏みはずした春」
監督:鈴木清順
1958(昭和33)年/日活
出演:左幸子、小林旭、浅丘ルリ子、宍戸錠、殿山泰司

映画「警視庁物語 七人の追跡者」

1958

犯人を追って渋谷駅東口駅前広場に刑事達が集まるシーンで、渋谷駅東口駅前広場(東急文化会館側)から見た東急百貨店東横店東館屋上が映る。劇中、時間の経過を表すのにこの時計が何度も映る。

犯人の指示で現金を持ち渋谷駅東口駅前広場に立つホステス弘子(小宮光江)。背後は東急百貨店東横店東館。

東急文化会館前から見た東急百貨店東横店東館。「東横のれん街」の文字が見える。

渋谷駅東口駅前広場で犯人を逮捕する長田部長刑事(堀雄二)。左奥に東急百貨店東横店東館が見える。

映画「警視庁物語 七人の追跡者」
監督:村山新治
1958(昭和33)年/東映東京
出演:堀雄二、松本克平、神田隆、山本麟一、花沢徳衛、大村文武 、佐原広二、石島房太郎、小沢栄太郎
 
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映画「銀座二十四帖」

1955

子分の“ジープ政”がヒロポンに手を出している疑いを持った“花売コニイ”こと三室戸完(三橋達也)は政を問い詰めるが、政はバー「アンコール」のホステスに頼まれたという。コニイは自宅のアパートに帰り、隣室の久子にこの件を確認する。
コニイのアパートは桜丘町にある。これはコニイが空き地になった丘を通り自宅に向かうシーン。背後に東急百貨店東横店西館と東館が見える。

映画「銀座二十四帖」1955年

バー「アンコール」のホステス初枝(渡規子)がお得意様の画家、桃山豪(安部徹)とドライブに出る様子を同じアパートに住むバーのママが窓から見ているシーン。道の形状や看板から桜丘町7-14あたりと思われる。左側遠方に東急百貨店東横店東館が見える。
中央遠方に見えるのは日本初の分譲マンション「宮益坂ビルディング」(渋谷2-19-15/現「宮益坂ビルディング ザ・渋谷レジデンス」)。ビルの最上階に「マツダランプ」の広告が見える。

映画「銀座二十四帖」
監督:川島雄三
1955(昭和30)年/日活
出演:三橋達也、河津清三郎、月丘夢路、北原三枝、浅丘ルリ子、大坂志郎
 
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映画「狂熱の季節」

1960

外国人の客を連れたユキ(千代侑子)と車に乗った明(川地民夫)と勝(郷鍈治)がハチ公広場で落ち合うシーンの背後に東急百貨店東横店西館。

映画「狂熱の季節」1960年

明(川地民夫)が渋谷駅南口広場を歩いているシーンで、後方右側に見える「パチンコバンビーホール」があるのは「釣具の上州屋」が入っていた「ビレッジ101ビル」のあたり。現在は再開発中。高速3号線はまだ建設されていない。

映画「狂熱の季節」1960年

明(川地民夫)が渋谷の街を歩いている途中、東急文化会館で開催されている文子(松本典子)の個展のポスターを見かけるシークエンス。背後中央奥に東急百貨店東横店西館。

映画「狂熱の季節」1960年

明(川地民夫)と勝(郷鍈治)とユキ(千代侑子)が宮益橋を通りかかると勝の知り合いの子供が渋谷川で鉄くず拾いをしているところに出くわす。その背後に東急百貨店東横店東館が見える。

映画「狂熱の季節」
監督:蔵原惟繕
1960(昭和35)年/日活
出演:川地民夫、郷鍈治、松本典子、千代侑子、長門裕之

鑑別所帰りの明が富裕層の文子と出会ったことで、彼女の人生に再生不能な傷跡を残していく。刹那的に生きる明と難しい理屈で自らを追い詰めていく文子の対比。
富裕層の描き方がカリカチュアライズされすぎで、明の過剰に奔放な演技と併せて滑稽に見えてしまう点はあるが勢いのある映画だ。戦災復興とオリンピックで建設まっさかりの渋谷、いたるところが工事中だ。

 
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映画「青春怪談」

1955

金融業を営む宇都宮慎一(三橋達也)が自ら経営するパチンコ屋へ向かうシーンで神宮通りから見た夜景の渋谷。遠方のビルは東急百貨店東横店。東急マークと「東横」の文字のネオン。

映画「青春怪談」
監督:市川崑
1955(昭和30)年/日活
出演:山村聰、北原三枝、轟夕起子、三橋達也、山根寿子、瑳峨三智子、芦川いづみ、滝沢修

徹底的な合理主義者の宇都宮慎一(三橋達也)とその幼馴染でバレエダンサーの奥村千春(北原三枝)。千春の独立のため二人はそれぞれ伴侶を亡くしている慎一の母(轟夕起子)と千春の父(山村聰)を結婚させようとたくらみ、そのためにまず自分達が結婚する計画をたてる。そこに慎一を慕うバーのマダム(山根寿子)や芸者筆駒(瑳峨三智子)、千春を姉と慕うバレエ教室のシンデ(芦川いづみ)が関わり、さまざまな事件が起こっていく。獅子文六原作。1955年4月19日に新東宝版とこの日活版が同時に公開された。

 
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映画「女囚さそり けもの部屋」

1973

権藤の腕を切り落としたナミは手錠に権藤の血まみれの腕をぶら下げたまま渋谷の街を疾走する。
映っているのは渋谷駅南口駅前広場、後方は東急百貨店東横店南館。

映画「女囚さそり けもの部屋」
監督:伊藤俊也
1973(昭和48)年/東映
出演:梶芽衣子、成田三樹夫、李礼仙、渡辺やよい、南原宏治

逃亡中の殺人犯松島ナミ(梶芽衣子)は地下鉄内で刑事権藤(成田三樹夫)に逮捕されるが権藤の腕を切り落として逃げる。墓場に潜伏していたナミは娼婦の中川ユキ(渡辺やよい)に助けられる。ある日街を仕切る鮫島興行のメンバーを殺した疑いで鮫島剛次(南原宏治)と鮫島カツ(李礼仙)に監禁されるが脱走し鮫島興行のメンバーを次々に刺殺、鮫島剛次をビルから転落死させる。ナミは周辺を警備していた権藤らに追跡されるが、マンホールから下水道に逃走する。
梶芽衣子や成田三樹夫の鋭い目、李礼仙の突飛な衣装などギラギラとどぎつい魅力に満ちた作品。

 
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映画「泥だらけの青春」

1954

奈々子(乙羽信子)の父が食堂三平軒を営んでいる飲み屋街から見た風景。1954年完成の東急百貨店東横店がまだ建設中。工事中の西館から銀座線が出てくる。当時の住宅地図を見ると、三菱銀行の裏にあった飲み屋街(現「渋谷駅前会館」道玄坂1-3-1あたり)から撮影したと推測される。(参考:東急100年史|第2章 第2節 第1項 戦前の活気取り戻す渋谷

映画「泥だらけの青春」1954年

大スターになった加地(三國連太郎)が暮らすホテルの部屋に、奈々子(乙羽信子)への今の想いを確認しにいった、奈々子と里村(山内明)。もはや加地の心は奈々子にはないことを確認し、帰途につく二人。
猿楽橋の上から望む建設中の東急百貨店東横店。

映画「泥だらけの青春」
監督:菅井一郎
1954(昭和29)年/日活
出演:三國連太郎、乙羽信子、高杉早苗

加地(三國連太郎)、奈々子(乙羽信子)、里村(山内明)は小さな劇団の団員。劇団が経営破綻で解散したことから、奈々子は父の店の手伝い、加地と里村はエキストラやフィルム運びで糊口をしのいでいた。ある日映画会社のニューフェイスに応募した加地はあることがきっかけで経営陣の目に止まり採用され、ベテラン女優京極真弓(高杉早苗)との共演で大スターとなる。加地は京極との愛欲に溺れ傲慢になる一方、かつての盟友達とは次第に疎遠になっていく。
名脇役として数多くの映画に出演している俳優菅井一郎の第一作目の監督作品。

映画「大冒険」

1965

警官に追われる植松唯人(植木等)。植松が住んでいる「日本会館」の横の「さくら坂」の後方に「東急百貨店東横店西館」が見える。

映画「大冒険」
監督:古澤憲吾
1965(昭和40)年/東宝
出演:植木等、谷啓、団令子、ハナ肇、犬塚弘、石橋エータロー、桜井センリ、安田伸、越路吹雪

国際的なニセ札偽造団が問題になっていた。週刊トップの記者植松唯人(植木等)と隣人の発明家谷井哲介(谷啓)は日本にもニセ札が上陸しているのを発見、植松の書いた記事は大スクープになった。一方警察の花井刑事部長(ハナ肇)、乾刑事(犬塚弘)、市橋刑事(石橋エータロー)は植松が知らずに使った一万円札がニセ札だったことから偽造団の一味と勘違いして植松の追跡を開始する。偽造団の東京地区の責任者、金融会社森垣金融の森垣久美子(越路吹雪)は植松の命を狙う一方日本からの撤退を図り、人質として警察のスパイの疑いがある谷井の妹悦子(団令子)を拉致して移動を始める。植松と谷井は悦子のコンパクトに仕込んでいた発信機の信号を追って名古屋、神戸、さらには偽造団の潜水艦の艦内と移動、警察がこれを追う。偽造団に発見された植松と谷井は処刑されそうになるがその時……。
クレージー・キャッツ結成10周年記念映画だけに予算が潤沢、アクションシーンや特撮がたっぷりの見応えのある作品。

 
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映画「ファンキーハットの快男児」

1961

日の丸建設の株を大量に買う桜井とも子(八代万智子)を見かけた境野みどり(中原ひとみ)はタクシーで桜井の後を追う。
玉川通りの桜丘町付近から渋谷駅方面を見る。「東急百貨店東横店」と「東急文化会館」が見える。

映画「ファンキーハットの快男児」
監督:深作欣二
1961(昭和36)年/ニュー東映
出演:千葉真一、中原ひとみ、岡本四郎、新井茂子、花沢徳衛

探偵天下清助(花沢徳衛)の息子・天下一郎(千葉真一)は相棒の茂(岡本四郎)とナンパに出掛け、投資家の境野みどり(中原ひとみ)と出会う。一方、茂は国産省の局長木暮家の女中ルメ(新井茂子)と知り合った。ある日小暮家の令息靖幸(くさかべ雅人)が誘拐され身代金500万円が要求される。一方みどりは日の丸建設の株を大量に買う女性を発見。日の丸建設は国産省が建設計画中の産業会館の入札をめぐり大下組と激しく争っていたことから、一郎は誘拐事件と日の丸建設が何か関係あるとにらむ。
今では考えられないが千葉真一が軽いノリの主人公を演じている。色々リアリティある演出で深作欣二を再評価。なおファンキーハットとは冒頭一郎と茂が学生帽を脱ぎ捨ててかぶったパナマ帽のこと。

 
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映画「俺の背中に陽が当る」

1963

出所した健三(内田良平)は更生し弟の滋(浜田光夫)とともにビルの窓拭きの仕事を始める。健三達が窓拭きをしているのは住友生命渋谷ビル(現「JMFビル渋谷02」桜丘町31-15)と推定される。隣の屋上に「奥の松」の看板がある「奥の松ビル」(こちらも現「JMFビル渋谷02」の一部)との位置関係から推定した。
遠方に「東急文化会館」が、中央左には大きく「東急百貨店東横店」が見える。下の道路は玉川通り、中央の空き地は高速3号線用地。なお左下の隅に「街から街へつむじ風」(日活/1960)の舞台となった「大下外科」(現「大下ビル」道玄坂1-16-5)が見える。

映画「俺の背中に陽が当る」
監督:中平康
1963(昭和38)年/日活
出演:吉永小百合、浜田光夫、小高雄二

滋(浜田光夫)は、友人の俊夫(小沢直好)とビルの窓拭きの仕事をしながら、服役中のヤクザの兄健三(内田良平)の家族の面倒をみていた。出所した健三は元の組にカタギになることを告げて事務所を去る。これに対し山田組の小谷(山内明)は一計を案じ、組長の山田(安部徹)を殺し健三に不利な証拠を残した上で健三を刺殺し、健三に無実の罪を着せて組織の長にのしあがる。滋は兄の仇をうつことを決意しあえて山田組の一員になり、兄の謀殺の証拠をつかもうとする。
生々しい刺殺シーンなど強めの暴力描写がある。榎木兵衛と野呂圭介の滑稽な下っ端コンビが印象的。

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映画「クレージー大作戦」

1966

脱走した石川五郎(植木等)ら一味を追って警察官達が渋谷駅周辺を警備するシーン。背後のビルが「東急百貨店東横店東館」。

映画「クレージー大作戦」1966年

脱走した石川五郎(植木等)ら一味を追って警察官達が渋谷駅周辺を警備するシーン。「東急百貨店東横店西館」とそこから車庫にのびる銀座線の高架。

映画「クレージー大作戦」
監督:古澤憲吾
1966(昭和41)年/東宝
出演:植木等、ハナ肇、谷啓、犬塚弘、桜井センリ、石橋エータロー、安田伸、野川由美子

砂走刑務所の第七号監房の看守加古井守(ハナ肇 )はバンド活動を通じ入所者の更生を図っていた。そこへ石川五郎(植木等)が入所してくる。石川は入所者の一人大平久(谷啓)の金庫破りの腕を買い、脱獄して暗黒街の「頭取」(進藤英太郎)から10億円を奪おうと計画していたのだ。これを聞きつけた監房の仲間の陣十郎(犬塚弘)、ジョージ・馬場(桜井センリ)、花見小路抜麿(石橋エータロー)、薮越与太郎(安田伸)がこれに加わり、養老院の慰問演奏中に加古井を道連れに脱走をする。

 
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映画「ゴー!ゴー!若大将」

1967

澄子(星由里子)は雄一(加山雄三)の実家のすき焼き屋「田能久」に挨拶にいく予定だったが、偶然先に訪ねてきた京奴(浜木綿子)を雄一の相手と家族が誤解したため澄子は門前払いを食う。澄子が雄一に「用事ができたので実家には行けない」と嘘の電話をする場所は「渋谷駅東口駅前広場」。右端が「東急文化会館」、中央が銀座線と「東急文化会館連絡通路」、左端が「東急百貨店東横店東館」。「安田信託銀行」の看板は宮益坂下交差点に面して現存する「小林ビル」(渋谷1-14-11)。

映画「ゴー!ゴー!若大将」
監督:岩内克己
1967(昭和42)年/東宝
出演:加山雄三、飯田蝶子、有島一郎、中真千子、星由里子、田中邦衛、北竜二、江原達怡、浜木綿子

京南大学陸上部の田沼雄一(加山雄三)は暴漢に襲われそうになっていた越川澄子(星由里子)を救ったことから彼女と想い合う仲になる。京南大学自動車部は全日本学生ラリーに出場予定だったが、出場するはずの石山新次郎(田中邦衛)が怪我をしたことからマネージャーの江口敏(江原達怡)から出場を頼まれる。スタート地点の京都に向かった雄一に好意を持った芸者の京奴(浜木綿子)が積極的にアプローチしているところを見た澄子は心穏やかではなかった。雄一と澄子のすれ違いが続く中、全日本学生ラリーが始まる。
緊張感のないラリーのシーンの後、これで終わりかと思うとまたひと悶着ある。あれは蛇足。

映画「クレージーの怪盗ジバコ」

1967

姫野ナナ(浜美枝)と怪盗ジバコ(植木等)のデートがマスコミに大々的に報じられ、姫野の上司の中塚(犬塚弘)が姫野の家に文句を言いに行くシーン。姫野の家が屋上に建っている「東西観光株式会社」のビルは「大和証券渋谷支店」(現「桜丘フロントビル」桜丘町16-12)。姫野宅からの渋谷駅側の風景。背後の右側のビルは「東急百貨店東横店西館」。左側のビルは「渋谷東急ビル」(のちの「渋谷東急プラザ」、現「渋谷フクラス」道玄坂1-2-2)。中央の「トリス」の看板があるのは現存する「渋谷駅前ビル」(道玄坂2-3)。

映画「クレージーの怪盗ジバコ」
監督:坪島孝
1967(昭和42)年/東宝
出演:植木等、谷啓、ハナ肇、犬塚弘、桜井センリ、石橋エータロー、安田伸、アンドリュー・ヒューズ、R・バルボン、浜美枝、東野英治郎、進藤英太郎、左卜全、立川談志、山本リンダ、人見明、青島幸男

顔も身体も性別すらも変える変装術を持つ人相、年齢、国籍不明の国際的大怪盗ジバコが「日本のホコリ」を奪うという挑戦状を警視総監に送りつけて来日。警官達が待機する空港に到着したジバコは鈴木刑事(谷啓)に変装して消えてしまったが、ジバコだと思って警察が逮捕したのは本物の鈴木刑事で彼はそのためクビになってしまった。ジバコは空港で出会った姫野ナナ(浜美枝)をデートに誘い一夜を共にするが、彼女はその写真を新聞に発表し一躍時の人になった。時を同じくして来日していた世界観光調査団W.C.W.Cの一行が寺社仏閣を巡りナナをモデルにキャンペーン用の写真撮影をしていたが……。ジバコが狙った「日本のホコリ」とは一体何なのか!?
原作は北杜夫の小説「怪盗ジバコ」だが、神出鬼没の大怪盗という設定以外はほぼ別のストーリー。

 
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映画「その人は昔」

1967

青年(舟木一夫)と洋子(内藤洋子)が上京した最初のシーン。渋谷駅前の空撮。左上を横切るのが山手線、画面を横断しているのが銀座線の車庫に向かう路線と井の頭線。赤い屋根が井の頭線渋谷駅。左上の山手線をまたぐ白い建物が「東急百貨店東横店東館・西館」。足元にハチ公前広場が広がる。銀座線の向こうの赤い看板の建物は「渋谷駅前会館」(現存、道玄坂1-3-1)、その向こうが「渋谷東急ビル」(のちに「渋谷東急プラザ」、現「渋谷フクラス」道玄坂1-2-2、)。中央の黄色い「サントリー」の看板は「渋谷駅前ビル」(現存、道玄坂2-3)、ナショナルの看板は「峰岸ビル」(現「QFRONT」宇田川町21-6)。建設中なのは「西武渋谷店A館」。

映画「その人は昔」
監督:松山善三
1967(昭和42)年/東宝
出演:舟木一夫、内藤洋子、山中康司、大木徹三

北海道の漁村で暮らす青年(舟木一夫)と洋子(内藤洋子)は、貧しい暮らしに嫌気がさし2人で上京する。最初は力を合わせながら暮らしていた2人だったが、青年は賭け事にうつつをぬかし、洋子は裕福な男性(山中康司)と付き合うようになる。結局既婚者であった男性に捨てられた洋子は青年のもとに戻ろうとするが…。
内藤洋子のヒット曲「白馬のルンバ」が聴ける。脳を揺らすような摩訶不思議なデュエット曲「恋のホロッポ」はクセになる。原作が「レコードドラマ」(音楽と音声のドラマでストーリーを構成したものか?)であったせいか、全体的にストーリーが希薄でイメージビデオのような印象。音楽担当の船村徹の演歌調のテイストが全編を支配し、ロック調やジャズ調の曲も垢抜けなさがぬぐえない。

映画「警視庁物語 十代の足どり」

1963

ラストシーン、全ての捜査が完了し署に戻る刑事たち。山手線沿いの道路を恵比寿方面から渋谷に向かう。山手線との高低差から渋谷区東1丁目あたりか。正面に「東急百貨店東横店」のシルエットがみえる。その左、ナショナルのネオンが輝くのは「峰岸ビル」(現「QFRONT」宇田川町21-6 )。

映画「警視庁物語 十代の足どり」
監督:佐藤肇
1963(昭和38)年/東映東京
出演:堀雄二、神田隆、花沢徳衛、南廣、須藤健、山本麟一、大木史朗、小川守、新井茂子、田村雪枝

多摩川の河原で高校生松本みどり(佳島由季)の死体が見つかる。目撃者(佐藤晟也)によれば前夜背の高い学生風の男と歩いていたという。友人への聞き込みでみどりは最近知り合った大学生の木元五郎(砂塚秀夫)大石勉(小林稔侍)と交友関係があったことが明らかになる。大石にアリバイがあったため捜査主任(神田隆)らは素行の悪い木元五郎を署に呼んで話を聞くが…。
十代の性の問題を題材にした作品。目撃者の本屋の店員役、佐藤晟也が明るい大男を演じていてよい。

 
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映画「警視庁物語 謎の赤電話」

1962

新たな誘拐事件の発生の連絡を受け、渋谷警察署に向かう捜査一課の面々。渋谷警察署の前にまず渋谷駅前が映る。中央の電車は車庫から渋谷駅に向かう銀座線。その下はJR、東急東横線から井の頭線に渡る連絡通路。左側の建物は「東急百貨店東横店西館」。

映画「警視庁物語 謎の赤電話」
監督:島津昇一
1962(昭和37)年/東映
出演:神田隆 、堀雄二 、花澤徳衛(花沢徳衛)、南廣 、山本麟一 、須藤健、大木史朗 、小金井秀春 、久保一、滝島孝二 、最上逸馬 、山の内修、久保比左志 、桂京子 、亀石征一郎、岡部正純 、杉義一 、藤里まゆみ、愛川かおる 、伊澤一郎 、風見章子、水上竜子

捜査一課が犯人をとり逃がし、誘拐された子供が殺されるという失態を犯した。警察への批判一色の報道に、捜査一課の面々は必ず犯人を検挙することを決意する。そこへ渋谷警察署から新たな子供の誘拐事件が発生したとの連絡が入る。捜査主任(神田隆)らは誘拐された子供の家、小林家に向かう。小林家にかかってきた電話の逆探知で男(岡部正純)が逮捕されるが男は黙秘したまま。だがスリ担当の三課から移動してきた刑事により身元がばれると、男はバイトの学生に頼まれ電話をしたと白状する。刑事らが子供が軟禁されていた男の家に向かったがすでにもぬけのからだった。また刑事がかけつける直前に学生も下宿から引っ越していた。前回子供の命が奪われた10時が迫る中必死の捜査が続く。
逆探知をする電話局内のロケ、地下鉄内のロケなどシリーズの中でも力の入った、緊迫感ある一作。

映画「拳銃0号」

1959

拳銃を拾った無軌道な男女(赤木圭一郎、丘野美子)が「東急文化会館」の屋上から銃を撃つ。警官が現れ二人はそばにいた売れない音楽家(浜村純)のポケットに銃を投げ込み逃げる。
「東急文化会館」の屋上から見た「東急百貨店東横店」。

映画「拳銃0号」
監督:山崎徳次郎
1959(昭和34)年/日活
出演:川地民夫、稲垣美穂子、南風夕子

アメリカ人のエリック(岡田真澄)が護身用に国内に持ち込んだコルト。掃除婦(福田トヨ)が誤ってダストシュートに放り込んだことから屑屋、ギャング(野呂圭介)、ボス(安部徹)、子分(宍戸錠)、情婦(南風夕子)、スリ、シスター、幼児、赤ん坊、無軌道な男女(赤木圭一郎、丘野美子)、売れない音楽家(浜村純)、タクシーの男女、若い男(川地民夫)と様々な人の手に渡り、それぞれにドラマを作り出していく。
絶妙なアイデア。三保敬太郎の音楽がすばらしい。ナレーションを務める“拳銃0号”の声は小沢昭一(途中1度だけ女性の声で喋るシーンがあったがあれは渡辺美佐子?)。

 
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映画「ゆがんだ月」

1959

神戸にいられなくなり東京に出た桂木正夫(長門裕之)は職を探し街々を歩き回る。桂木が渋谷駅から出てくるシーンの前、お中元セール中の「東急百貨店東横店」が大きく映る。

映画「ゆがんだ月」1959年

渋谷駅から出てハチ公前広場を歩く桂木。背後には「東急百貨店東横店」。

映画「ゆがんだ月」
監督:松尾昭典
1959(昭和34)年/日活
出演:長門裕之、芦川いづみ、三島雅夫

神戸のやくざ立花組の桂木正夫(長門裕之)と米山辰吉(高原駿雄)は店から出たところを襲われ、米山は射殺される。桂木と暮らす恋人江田奈津子(南田洋子)は立花組の幹部立石純平(梅野泰靖)が米山を殺すのを見ていた。やがて立花組のチンピラ五郎(近江大介)が自首し、この件を怪しんだ新聞記者木元(大坂志郎)に問いただされても桂木は口をつぐんでいた。だが米山の葬儀の日妹の米山文枝(芦川いづみ)に桂木は真実を話してしまう。桂木は木元にも真相を告げ、江田に別れの電話をし身の安全を確保するため東京へ移り住んだ。
撮影(姫田真佐久)が見事。主人公の長門裕之は同棲相手を演じた南田洋子と後に結婚。

「映像の中の渋谷」参考文献
富田均「東京映画名所図鑑」(1992/平凡社)
富岡畦草「東京 消えた街角」(1992/玄同社)
川本三郎「銀幕の東京」(1999/中公新書)
野村宏平「ゴジラと東京 怪獣映画でたどる昭和の都市風景」(2014/一迅社)
宮崎祐治「東京映画地図」(2016/キネマ旬報社)
渋谷定点観測02-22
東京福袋の吉野 忍が 2002年に渋谷で撮影した写真とその20年後の2022年に同じ場所で撮影した写真をまとめた「渋谷定点観測02-22」。こちらも併せてどうぞ。