テレビをこじらせた東京福袋が書いた
ノンキなコラム集

東急文化会館|映像の中の渋谷

古い映画やドラマなどの映像から昭和の渋谷の風景を探しています。

東急文化会館
東京都渋谷区渋谷2-21-12
現「戦前、東京市立渋谷小学校があった場所を1943年同校の移転に伴い東京急行電鉄が敷地を譲り受け、1956年12月1日に渋谷駅東口にオープン。地下1階、地上8階の同館には、映画館4館をはじめ、戦後初となる大型プラネタリウムや、結婚式場、資生堂大美容室などが入居。2003年6月30日閉館。(参考:シブヤ経済新聞

映画「敗れざるもの」

1964

中学生の少年俊夫(小倉一郎)と姉の浩子(十朱幸代)とその家の運転手の鉄哉(石原裕次郎)が東急文化会館の屋上に昇るシーン。

映画「敗れざるもの」1964年

東急文化会館(現シブヤヒカリエ)屋上。背後の看板は宮益坂下の安田信託銀行(現小林ビル)。最前列の少年が子役時代の小倉一郎。後ろに見えるのが姉役の十朱幸代と運転手役の石原裕次郎。

映画「敗れざるもの」1964年

東急文化会館屋上。前の屋根は東横線渋谷駅駅舎。その向こうに渋谷東急ビル(のちの東急プラザ、現渋谷フクラス)が見える。

映画「敗れざるもの」
監督:松尾昭典
1964(昭和39)年/日活
出演:石原裕次郎、十朱幸代、小倉一郎

映画「泥だらけの純情」

1963

タイトルバックが東京の中心部から次第に渋谷へ移っていき、右端に東急文化会館が映る。見えづらいけど「隊長ブーリバ」上映中。

映画「泥だらけの純情」
監督:中平康
1963(昭和38)年/日活
出演:浜田光夫、吉永小百合、小池朝雄、和泉雅子、滝沢修、細川ちか子

映画「東京は恋する」

1965

ミチコ(伊藤るり子)の祖父母がはとバスで東京見物をする場面の後半、首都高速3号線を走るバスを俯瞰で撮影するシーンで、右手に東急文化会館が映る。

映画「東京は恋する」
監督:柳瀬観
1965(昭和40)年/日活
出演:舟木一夫、伊藤るり子、山本陽子、堺正章、和田浩治
 
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映画「踏みはずした春」

1958

東急文化会館の屋上にいた笠原(小林旭)は、子分のトンガリがスリをして警察に追われているところを見かける。

当時屋上にはプラネタリウムのドームのほかに遊具も置かれていたことがわかる。

中央で男につかみかかっているのは島本刑事役の殿山泰司。右手でその様子を見ている女性の表情も良い。

警察から逃げるトンガリ(野呂圭介)は東急文化会館の非常階段を下に降りる。

警察から逃げおおせたトンガリ(野呂圭介)を、笠原(小林旭)が東急文化会館の非常階段下で捕まえる。

映画「踏みはずした春」
監督:鈴木清順
1958(昭和33)年/日活
出演:左幸子、小林旭、浅丘ルリ子、宍戸錠、殿山泰司

映画「警視庁物語 七人の追跡者」

1958

犯人の指示で現金を持ち渋谷駅東口駅前広場に立つホステス弘子(小宮光江)。刑事たちは東口の各所に潜伏している。背後は東急文化会館。ジャック・レモン主演の「カウボーイ」を上映中だ。

 
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東急文化会館1階の映画館「渋谷パンテオン」前で、犯人の出現を待つ金子刑事(山本麟一)と渡辺刑事(石島房太郎)。

東急文化会館横の道で犯人の出現を待つ高津刑事(佐原広二)。左手に見えるのが東急文化会館。壁の文字は当時文化会館4階にあった「東京田中千代服装学園」。

渋谷駅東口駅前広場全景。正面に東急文化会館。

現金の受け渡しにタクシーで現れた犯人と犯人に指示され現金を持つホステス弘子(小宮光江)。犯人の背後が東急文化会館。

映画「警視庁物語 七人の追跡者」
監督:村山新治
1958(昭和33)年/東映東京
出演:堀雄二、松本克平、神田隆、山本麟一、花沢徳衛、大村文武 、佐原広二、石島房太郎、小沢栄太郎
 
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映画「狂熱の季節」

1960

明(川地民夫)の住居付近が描かれるシーンの冒頭、カメラは東急文化会館の屋上から高速3号線が建設中の六本木通りを経て東横線沿いの明の住居の方角へパンする。

映画「狂熱の季節」1960年

明(川地民夫)の朝の様子が描かれる。牛乳配達夫が配達した牛乳をポストから盗んで次々と飲み干すシーンの背後に東急文化会館が映っている。

映画「狂熱の季節」1960年

明(川地民夫)が渋谷の街を歩いていると雨が降ってきてびしょ濡れになる。この後、明は文子(松本典子)の個展を見るため東急文化会館に入る。右側の建物が東急文化会館。映画館「パンテオン」の看板が映っている。

映画「狂熱の季節」1960年

明(川地民夫)の家の窓から東急文化会館が見える。

映画「狂熱の季節」1960年

ユキ(千代侑子)が堕胎をしに病院へ行くシーンで遠方に東急文化会館が見える。

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映画「狂熱の季節」
監督:蔵原惟繕
1960(昭和35)年/日活
出演:川地民夫、郷鍈治、松本典子、千代侑子、長門裕之

鑑別所帰りの明が富裕層の文子と出会ったことで、彼女の人生に再生不能な傷跡を残していく。刹那的に生きる明と難しい理屈で自らを追い詰めていく文子の対比。
富裕層の描き方がカリカチュアライズされすぎで、明の過剰に奔放な演技と併せて滑稽に見えてしまう点はあるが勢いのある映画だ。戦災復興とオリンピックで建設まっさかりの渋谷、いたるところが工事中だ。

 
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映画「燃える肉体」

1957

職を求め渋谷の街をさまよう比沙子(筑波久子)が渋谷駅東口駅前広場から稲荷橋を渡る。背後に東急文化会館が見える。

映画「燃える肉体」
監督:小杉勇
1957(昭和32)年/日活
出演:水島道太郎、筑波久子、宍戸錠、広岡三栄子

稲葉比沙子(筑波久子)は戸上錠(宍戸錠)から逃れ上京する。孤児院時代世話になった陶芸家島竜一郎(水島道太郎)のもとに一度は身を寄せるが、錠に居場所を知られた比沙子は島のもとを去り、酒場の手伝いや踊り子などを転々とする。
いろいろご都合主義な展開や回収されない伏線などストーリーに問題は多いが、開発まっさかりの50年代渋谷が見られる貴重な作品。

映画「ギャング同盟」

1963

出所した風間(内田良平)を迎えた高本(佐藤慶)は風間が服役中に変わってしまった東京を見せ「ご覧のとおりさ。もう焼け跡もねえし闇市もねえ」とつぶやく。左側に東急文化会館。中央に渋谷駅と工事中の高速3号線。立っている場所は現セルリアンタワーの(桜丘町26-1)前あたり。

映画「ギャング同盟」
監督:深作欣二
1963(昭和38)年/東映
出演:内田良平、三田佳子、佐藤慶、曾根晴美、山本麟一、平 幹二朗、楠侑子、戸浦六宏

刑務所から出所する風間(内田良平)を昔の仲間高本(佐藤慶)が迎える。しかし彼らの縄張りはすっかり新興の巨大勢力に乗っ取られていた。風間はある計画を思いつき高本とかつての仲間尾形(戸浦六宏)、楠(山本麟一)、柾江(楠侑子)、志賀(曽根晴美)、ジョージ(アイ・ジョージ)を集める。風間の計画とは敵対勢力のボスを誘拐することだった。
悪い顔の俳優勢揃い。街なかで銃撃戦を始めるわ、ダイナマイトを投げるわの大暴れ。日本版「オーシャンと十一人の仲間」といったところか。東京オリンピックに向けて大開発中の東京各所が見られる貴重な作品。

 
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映画「街から街へつむじ風」

1961

病院の事情に口出しをする正木晋一(石原裕次郎)が疎ましい副院長(小高雄二)は正木を屋上に呼び病院から引き取るように告げる。
田村医院(現「大下ビル」道玄坂1-16-5)屋上からの風景という設定だが、周囲の建物の位置関係から実際は道玄坂1-11-4あたりからの撮影と推測される建物の屋上から渋谷駅方面を見る。左端に「東急文化会館」(現「渋谷ヒカリエ」渋谷2-21-12)が見える。
右手に見える看板の「山叶証券」は現「セルリアンタワー」(桜丘町26-1)の一部。中央左のビルは1956年建築のマンション「金王高桑ビル」(現「プライア渋谷」渋谷3-6-4)。

映画「街から街へつむじ風」1961年

ラストシーン、正木晋一(石原裕次郎)が独立、看護師の北山美樹子(芦川いづみ)を連れ皆に見送られながら田村医院を去っていくシーン。玉川通り、大下ビル前(渋谷区道玄坂1-16-5)から渋谷駅方向を見る。玉川通りは高速3号線がまだ建設中。中央左のドームが「東急文化会館」(現「渋谷ヒカリエ」渋谷2-21-12)。
左端で建設中のビルは「野村不動産渋谷別館」(現「渋谷道玄坂東急ビル」道玄坂1-10-8)。右端は「東急本社ビル」。その向こうの「東京相互銀行」、「山叶証券」あたりまでを含め現「セルリアンタワー」(桜丘町26-1)。画面奥、中央右の白いビルは1956年建築のマンション「金王高桑ビル」(現「プライア渋谷」渋谷3-6-4)。

映画「街から街へつむじ風」
監督:松尾昭典
1961(昭和36)年/日活
出演:石原裕次郎、芦川いづみ、中原早苗

留学先のドイツから帰ってきた正木晋一(石原裕次郎)は父親(宇野重吉)の薦めで父の友人田村(東野英治郎)の病院を手伝うことになる。晋一が田村医院を訪れると院長は持病に苦しみ、息子の副院長(小高雄二)は過去の手術の失敗で自信を失い、さらにヤクザが副院長の失敗をネタに地上げをしかけてくる有り様。正木は病院をヤクザから守るため活躍する。
ところどころ入れてくる笑いどころは余計だし、いろいろ都合の良いストーリー展開も甘く、気楽に裕次郎のかっこよさを見るための映画。

映画「ファンキーハットの快男児」

1961

日の丸建設の株を大量に買う桜井とも子(八代万智子)を見かけた境野みどり(中原ひとみ)はタクシーで桜井の後を追う。
玉川通りの桜丘町付近から渋谷駅方面を見る。「東急百貨店東横店」と「東急文化会館」が見える。

映画「ファンキーハットの快男児」1961年

天下一郎(千葉真一)は境野みどり(中原ひとみ)を処分する依頼を受けた保釈の虎(潮健児)を追う。背後に東急文化会館。東急文化会館内の映画館「渋谷パンテオン」では「栄光への脱出」(製作:1960年/日本公開:1961年6月22日/オットー・プレミンジャー監督)を上映中。(参考:KINENOTE

 
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映画「ファンキーハットの快男児」1961年

天下一郎(千葉真一)は境野みどり(中原ひとみ)を処分する依頼を受けた保釈の虎(潮健児)を追う。
中央の道は六本木通り。まだ青山学院の手前までしか開通していない。道路左の小屋が並ぶ部分は高速3号線の用地。背後の右端に「東急文化会館」のプラネタリウムのドームが見える。

映画「ファンキーハットの快男児」
監督:深作欣二
1961(昭和36)年/ニュー東映
出演:千葉真一、中原ひとみ、岡本四郎、新井茂子、花沢徳衛

探偵天下清助(花沢徳衛)の息子・天下一郎(千葉真一)は相棒の茂(岡本四郎)とナンパに出掛け、投資家の境野みどり(中原ひとみ)と出会う。一方、茂は国産省の局長木暮家の女中ルメ(新井茂子)と知り合った。ある日小暮家の令息靖幸(くさかべ雅人)が誘拐され身代金500万円が要求される。一方みどりは日の丸建設の株を大量に買う女性を発見。日の丸建設は国産省が建設計画中の産業会館の入札をめぐり大下組と激しく争っていたことから、一郎は誘拐事件と日の丸建設が何か関係あるとにらむ。
今では考えられないが千葉真一が軽いノリの主人公を演じている。色々リアリティある演出で深作欣二を再評価。なおファンキーハットとは冒頭一郎と茂が学生帽を脱ぎ捨ててかぶったパナマ帽のこと。

 
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映画「からっ風野郎」

1960

朝比奈武夫(三島由紀夫)は小泉芳江(若尾文子)に子供を堕ろすよう迫り、産婦人科医へ連れて行くが、小泉の抵抗が激しく堕胎は失敗に終わる。
産婦人科医院の外観として使われていた右端の建物は現在「五島育英会ビル」になっている場所にあった「第一整形外科」(道玄坂1-10-7)。隣にある「パーマ ロン」から場所を特定。遠方に東急文化会館のドームが見える。

映画「からっ風野郎」
監督:増村保造
1960(昭和35)年/大映
出演:三島由紀夫、若尾文子、船越英二、志村喬

敵対する組織相良商事の社長相良雄作(根上淳)を刺し服役していた朝比奈一家の二代目朝比奈武夫(三島由紀夫)が刑務所から出所する。相良は刑務所にまで刺客を差し向けるなど朝比奈を亡き者にしようとつけ狙っていた。朝比奈は昔の女に危険が及ぶことを恐れ香取昌子(水谷良重)と別れ、一家が経営する映画館の二階に潜伏する。朝比奈はそこでもぎりの女小泉芳江(若尾文子)と知り合い、やがて二人は恋仲になる。相良と朝比奈は製薬会社のゆすりの種となる新薬や朝比奈一家が経営するトルコ風呂の権利をめぐり攻防を繰り返す。そんな中小泉芳江の妊娠が明らかになり、子供が自分の弱点になることを嫌った朝比奈は小泉に子供を堕ろすよう迫る。
これが映画初出演の三島の芝居が下手なのは仕方ないが主人公がなんとなく頭が悪く見えてしまうのが難点。

 
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映画「俺の背中に陽が当る」

1963

出所した健三(内田良平)は更生し弟の滋(浜田光夫)とともにビルの窓拭きの仕事を始める。健三達が窓拭きをしているのは住友生命渋谷ビル(現「JMFビル渋谷02」桜丘町31-15)と推定される。隣の屋上に「奥の松」の看板がある「奥の松ビル」(こちらも現「JMFビル渋谷02」の一部)との位置関係から推定した。
遠方に「東急文化会館」が、中央左には大きく「東急百貨店東横店」が見える。下の道路は玉川通り、中央の空き地は高速3号線用地。なお左下の隅に「街から街へつむじ風」(日活/1960)の舞台となった「大下外科」(現「大下ビル」道玄坂1-16-5)が見える。

映画「俺の背中に陽が当る」
監督:中平康
1963(昭和38)年/日活
出演:吉永小百合、浜田光夫、小高雄二

滋(浜田光夫)は、友人の俊夫(小沢直好)とビルの窓拭きの仕事をしながら、服役中のヤクザの兄健三(内田良平)の家族の面倒をみていた。出所した健三は元の組にカタギになることを告げて事務所を去る。これに対し山田組の小谷(山内明)は一計を案じ、組長の山田(安部徹)を殺し健三に不利な証拠を残した上で健三を刺殺し、健三に無実の罪を着せて組織の長にのしあがる。滋は兄の仇をうつことを決意しあえて山田組の一員になり、兄の謀殺の証拠をつかもうとする。
生々しい刺殺シーンなど強めの暴力描写がある。榎木兵衛と野呂圭介の滑稽な下っ端コンビが印象的。

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映画「ゴー!ゴー!若大将」

1967

澄子(星由里子)は雄一(加山雄三)の実家のすき焼き屋「田能久」に挨拶にいく予定だったが、偶然先に訪ねてきた京奴(浜木綿子)を雄一の相手と家族が誤解したため澄子は門前払いを食う。澄子が雄一に「用事ができたので実家には行けない」と嘘の電話をする場所は「渋谷駅東口駅前広場」。右端が「東急文化会館」、中央が銀座線と「東急文化会館連絡通路」、左端が「東急百貨店東横店東館」。「安田信託銀行」の看板は宮益坂下交差点に面して現存する「小林ビル」(渋谷1-14-11)。

映画「ゴー!ゴー!若大将」
監督:岩内克己
1967(昭和42)年/東宝
出演:加山雄三、飯田蝶子、有島一郎、中真千子、星由里子、田中邦衛、北竜二、江原達怡、浜木綿子

京南大学陸上部の田沼雄一(加山雄三)は暴漢に襲われそうになっていた越川澄子(星由里子)を救ったことから彼女と想い合う仲になる。京南大学自動車部は全日本学生ラリーに出場予定だったが、出場するはずの石山新次郎(田中邦衛)が怪我をしたことからマネージャーの江口敏(江原達怡)から出場を頼まれる。スタート地点の京都に向かった雄一に好意を持った芸者の京奴(浜木綿子)が積極的にアプローチしているところを見た澄子は心穏やかではなかった。雄一と澄子のすれ違いが続く中、全日本学生ラリーが始まる。
緊張感のないラリーのシーンの後、これで終わりかと思うとまたひと悶着ある。あれは蛇足。

映画「レッツゴー!若大将」

1967

石山新二郎(田中邦衛)がライバル校と喧嘩を始めそうだという連絡をマネージャーの江口敏(江原達怡)からうけた田沼雄一(加山雄三)は現場にスクーターでかけつける。
玉川通り。左は高速3号線。遠方に「東急文化会館」(現「渋谷ヒカリエ」渋谷2-21-12)のプラネタリウムのドームが見える。右側の「東洋信託銀行渋谷支店」は現「日本経済大学 大学院 246ホール」(桜丘町25-16)、手前の「東京相互銀行渋谷支店」は現「第一薬科大付属高校渋谷キャンパス」(桜丘町25-14)、さらに手前の「藤井歯科」より手前は現「渋谷セルリアンタワー」(桜丘町26-1)。

映画「レッツゴー!若大将」
監督:岩内克己
1967(昭和42)年/東宝
出演:加山雄三、有島一郎、飯田蝶子、中真千子、星由里子、田中邦衛、宝田明

京南大学サッカー部の主将田沼雄一(加山雄三 )は部員の石山新二郎(田中邦衛)がライバル校と始めた喧嘩を仲裁に入り、乳母車を引いた女性、仁科澄子(星由里子)を助ける。後日祖母りき(飯田蝶子)の買い物につきあっていた雄一は宝石店に勤務する澄子を見つけ、二人の仲は急接近する。雄一は香港に遠征する全日本学生チームの選手に選ばれ香港に飛び、下心のある専務(太刀川寛)から香港出張に同行するよう求められた澄子も雄一を追うように香港に向かう。
スポーツ万能の加山もサッカーは不得手なのか、単にアングル上の問題なのか、試合中上半身と下半身が一緒に映るシーンはない。

映画「脅迫 おどし」

1966

身代金の受取りに失敗した川西(西村晃)らは、三沢(三國連太郎)の妻子(春川ますみ、保積ペペ)と誘拐した赤ん坊を車に乗せ2度めの受取りに向かう。三國連太郎が歩いて向かっているのは「東急文化会館」(現「渋谷ヒカリエ」渋谷2-21-12)1階の喫茶店「ユーハイム」。

映画「脅迫 おどし」
監督:深作欣二
1966(昭和41)年/東映
出演:三國連太郎、春川ますみ、保積ペペ、西村晃、室田日出男、三津田健、野田拓、田中邦衛、中原早苗、内田良平

三沢(三國連太郎)は広告代理店の営業部長。社内の地位と家族の幸福を守ることが彼の日常だった。しかしある夜、脱獄犯川西(西村晃)とサブ(室田日出男)が三沢の家に逃げ込んだ。川西らは医師坂田(三津田健)の孫の赤ん坊を誘拐しており、巨額の身代金をせしめるため三沢を利用することにした。三沢の妻弘子(春川ますみ)と息子正夫(保積ペペ)を人質にとられ、息子から「弱虫!」という言葉を浴びながらもやむなく川西らの指示に従う三沢だったが……。

 
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映画「邪魔者は消せ」

1960

麻薬を入れたバスケットボールを持ち相手側との接触を待つ麻薬王クレイグ(ハロルド・コンウェイ)の連絡員三輪(渡辺美佐子)。待ち合わせ場所は東急文化会館(現「渋谷ヒカリエ」渋谷2-21-12)の屋上。

映画「邪魔者は消せ」
監督:牛原陽一
1960(昭和35)年/日活
出演:赤木圭一郎、清水まゆみ、葉山良二、金子信雄、近藤宏、渡辺美佐子、内田良平、清水将夫、高品格、穂積隆信、待田京介、浜村純、高田敏江、野呂圭介

麻薬王クレイグ(ハロルド・コンウェイ)が岩瀬(金子信雄)との取引のため日本に到着した。その頃クレイグと岩瀬の連絡員志村(待田京介)が殺された。志村に捜査の手が迫ったため岩瀬の手下横倉(内田良平)が殺したのだ。代わりに連絡員として秋津(赤木圭一郎)と長塚(穂積隆信)が選ばれた。取引当日、クレイグ側の連絡員三輪(渡辺美佐子)と秋津は渋谷でバスケットボールに隠された麻薬を交換しようとするが、ボールは修学旅行中の女子学生が持っていたボールとすり替わってしまう。しかし実はバスケットボールに入っていたのは麻薬ではなく、クレイグ側が証拠隠滅のため岩瀬を爆殺するために仕込んだ時限爆弾だった。
何が進行しているのか曖昧なまま話が進む。赤木圭一郎はじめ登場人物に今ひとつ魅力が感じられなかった。

 
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映画「拳銃0号」

1959

拳銃を拾った無軌道な男女(赤木圭一郎、丘野美子)が「東急文化会館」の屋上から銃を撃つ。警官が現れ二人はそばにいた売れない音楽家(浜村純)のポケットに銃を投げ込み逃げる。
「東急文化会館」の屋上から見た「東急百貨店東横店」。

映画「拳銃0号」
監督:山崎徳次郎
1959(昭和34)年/日活
出演:川地民夫、稲垣美穂子、南風夕子

アメリカ人のエリック(岡田真澄)が護身用に国内に持ち込んだコルト。掃除婦(福田トヨ)が誤ってダストシュートに放り込んだことから屑屋、ギャング(野呂圭介)、ボス(安部徹)、子分(宍戸錠)、情婦(南風夕子)、スリ、シスター、幼児、赤ん坊、無軌道な男女(赤木圭一郎、丘野美子)、売れない音楽家(浜村純)、タクシーの男女、若い男(川地民夫)と様々な人の手に渡り、それぞれにドラマを作り出していく。
絶妙なアイデア。三保敬太郎の音楽がすばらしい。ナレーションを務める“拳銃0号”の声は小沢昭一(途中1度だけ女性の声で喋るシーンがあったがあれは渡辺美佐子?)。

 
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映画「夜の牙」

1958

おじの莫大な財産をひとりで相続し、身を隠している弟の行方を調べる杉浦健吉(石原裕次郎)に、おじの執事の加納(西村晃)が密かに連絡をとり、本当のことを話すという。
杉浦と加納が待ち合わせるのが「東急文化会館」の屋上。

映画「夜の牙」1958年

おじの莫大な財産をひとりで相続し身を隠している弟の行方を調べる杉浦健吉(石原裕次郎)に、おじの執事の加納(西村晃)が密かに連絡をとり、本当のことを話すという。
杉浦と加納が待ち合わせるのが「東急文化会館」。屋上から、銀座線をはさんで向かいにある日本初の分譲マンション「宮益坂ビルディング」(現「宮益坂ビルディング ザ・渋谷レジデンス」渋谷2-19-15)が見える。

映画「夜の牙」
監督:井上梅次
1958(昭和33)年/日活
出演:石原裕次郎、岡田眞澄、月丘夢路、浅丘ルリ子、白木マリ

小さな診療所を開いている杉浦健吉(石原裕次郎)は自分が死んでいることになっており戸籍が抹消されていたことを知る。届出人は空襲時に生き別れた弟。検死を行った医師を尋ねると「杉浦健吉」はトラックに轢かれ、その時4人の男と気の違った女がそばにいたという証言を得る。一方弟のことを調べると伊豆のおじが死んだときにその莫大な遺産を相続したことを知る。遺産を独占した弟のことを調べに彼はスリの三太(岡田眞澄)と共に伊豆に向かい、寺の和尚卓然(森川信)、おじの執事の加納(西村晃)、謎の女(月丘夢路)に会う。
20代の岡田真澄がオシャレかつとんでもない美青年。現代でも通用しそうな見事な着こなし。ヒロインの月丘夢路の美貌も特筆に値する。この二人の姿を見るだけでも価値のある作品。

「映像の中の渋谷」参考文献
富田均「東京映画名所図鑑」(1992/平凡社)
富岡畦草「東京 消えた街角」(1992/玄同社)
川本三郎「銀幕の東京」(1999/中公新書)
野村宏平「ゴジラと東京 怪獣映画でたどる昭和の都市風景」(2014/一迅社)
宮崎祐治「東京映画地図」(2016/キネマ旬報社)
渋谷定点観測02-22
東京福袋の吉野 忍が 2002年に渋谷で撮影した写真とその20年後の2022年に同じ場所で撮影した写真をまとめた「渋谷定点観測02-22」。こちらも併せてどうぞ。