[20C-0015]ヤングレディ 1972年4月17日号

「20世紀バックナンバーズ」は、昭和中期頃の雑誌に掲載されていた記事を現代の視点で楽しむコレクションです。なにぶん古い雑誌から収集した記事ですので画像に汚れや破れが目立ちますが、何卒ご容赦ください。

誌名 ヤングレディ 4月17日号
出版社 講談社
発行日 1972(昭和47)年4月17日

スイスで挙式した杉良太郎

ヨシノ杉良太郎の奥さんといえば伍代夏子だが、この年に前妻の「信子」さんと結婚していた。この記事は写真だけなので信子さんの情報が乏しいが、いずれこの時期の他の詳しい記事にあたった時に紹介したい。

梨園に嫁いだ緋牡丹お竜

ミヤシタ歌舞伎界の名門音羽屋の四代目尾上菊之助(現尾上菊五郎)と東映の看板女優藤純子(現富司純子)の結婚のニュース。
しかし、何かおかしい。違和感がある。晴れの日だというのに、このようにカツラの境目がくっきり見えるほどのアップの写真を選ぶ必要はあったのだろうか。日頃から女優やファッションモデル、皇族らの写真を掲載しているのだから、女性を美しく見せる技術は充分あるはずだ。
任侠映画に主演する押しも押されぬ大スター女優が梨園の伝統ある名家に嫁ぐ。当時としては女性の理想の結婚年齢より少し上の27歳。当時のマスコミの藤純子への冷笑的な(「ヤクザ映画(笑)」「女だてらに東映の看板女優(笑)」「ハイミス(笑)」的な?)視線が感じられるのだけれど、穿ち過ぎか。

ペーパー夫妻の結婚式

ミヤシタ「ナニッ(72)、藤純子とペーパーが! おめでたすぎ(杉)!」
1972年、尾上菊之助×藤純子、林家ペー×林家パー子、杉良太郎×信子結婚。有名人の誕生日の暗記でおなじみの林家ペーに倣い(?)、我々もペーパー夫妻の結婚した年を覚えよう。ただし杉良太郎の奥さんは今は信子さんではなく、1999年に再婚した歌手の伍代夏子なので注意したい。

“トッピング”って知ってますか?

ミヤシタ「注目商品のブラウスは、トッピングってよばれています!」と高らかに宣言しているわけだが、知らなかったなあトッピング。この雑誌が発売された1972年当時、私は10歳だったのでファッションに関しては何もわからなかったけれど、あれから50年、いまだにトッピングと呼ばれるブラウスに出会ったことがない。
それはともかく「新井恵美」さんによるいかにも70年代っぽいイラストが大変可愛い。検索してみたが「新井恵美」に関する情報は得られず残念。

女性自身測定器!?

ヨシノ女性自身とは女性器のことだ。今でもこう呼ぶ風習はあるのだろうか。70年代の女性誌の性へのオープンなスタンスはどのように生まれてきたのだろうか。この号にも「初体験は男性観をこう変えた!」という12ページにわたる特集や「告白席/愛と性の苦悩」という5ページにわたる記事があり、「セックス」というあけすけな言葉で語られている。1960年には謝国権「性生活の知恵」、71年には奈良林祥「HowToSex」などが出版されており日本が急速に性にオープンになっていった時期だったように感じる。まだ子どもだったのでよくわからないが。

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