テレビをこじらせた東京福袋が書いた
ノンキなコラム集

[20C-0009]女性セブン 1972年2月16日号

「20世紀バックナンバーズ」は、昭和中期頃の雑誌に掲載されていた記事を現代の視点で楽しむコレクションです。なにぶん古い雑誌から収集した記事ですので画像に汚れや破れが目立ちますが、何卒ご容赦ください。

誌名 女性セブン 2月16日号
出版社 小学館
発行日 1972(昭和47)年2月16日

朝丘雪路が最初の夫と離婚

ヨシノ朝丘雪路が離婚? 津川雅彦の前に一度結婚しているとは寡聞にして知らなかった。
この記事の前の年に津川雅彦との関係が噂され、11月に入ると3歳の子供は朝丘が留守にいている間に前夫の医師の実家に引き取られていき、前夫からは「仕事を選ぶか、家庭を選ぶか」と迫られたという。
12月に子供を連れて帰ろうと前夫の実家を訪れたところ、前夫から実家に子供を渡すなという電話が入り、諦めて東京に帰り、12月30日に朝丘は離婚届に判を押した。この記事は子供との間を引き裂かれた朝丘の悲しみの手記である。
朝丘はこの記事で津川雅彦について「芸能界にいる以上、そのようなうわさはしかたないことですし、第一、私にはやましいところがなかったので」と語っているが、次の年には結局津川雅彦と再婚している。

 
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江利チエミ一族のトラブル

ヨシノ「久保家」とは何か。江利チエミの実家のことである。
高倉健との離婚。入院…。あいつぐ不幸に見舞われた江利チエミ…まさかこのようなかたちの”内部崩壊”が始まっていたとは、誰が想像できよう。」と、この時期に不幸が集中していたことを伺わせる。
その「内部崩壊」とは、異父姉を名乗るY子による総額2億円の横領だ。
Y子は「千駄ヶ谷のチエミの家を4500万で抵当に入れたほか、銀行預金をすべて搾取していた。さらに時計、ブローチ、エメラルドの指輪なども持ち出して12月中旬から失踪」していた。
ところがこの年の1月銀座の三笠会館で会見を開き、自分の生い立ち、久保家の内情まで「真実」を洗いざらい話した。
それによれば、江利チエミの母、女優谷崎歳子と東京少女歌劇の鈴木康義の間に生まれたのがY子で、江利チエミの母が谷崎歳子であることを知ったY子が名古屋公演中のチエミを訪ねて以来交流が生まれ、その後公演の手伝いをはじめ、家事、家計の一切を任されるようになったという。
2億円の行方についてY子は江利・高倉夫妻の贅沢な生活、コマ劇場の公演の赤字や紅白歌合戦のための活動費、不倫報道のもみ消し費用などに使った、それは江利も承知の上であるとした。
この記事ではY子が「8年がかりで復讐しようと思っていたのに、6年でバレちゃった」と言っていたとの証言もあり、この時点では何が真実なのか事態は混迷を極めている。

異色霊感女性3人の予言は当たったのか?

ヨシノ「霊感がある」と名乗る女性3人による72年1年間の予言企画である。占うは歌手の美樹みどりさん、ホステスの阪口未里子さん、学生の片山のり子さん。では46年後の今、3人の予言を検証してみよう。

ことし予想される事故、事件は?
美樹 6月に大きなもめごと。遠くに火柱がふき上げ大ぜいの若い男女が逃げまどっているのが見える
阪口 沖縄返還前後に大きな暴動が起こる。本土でも沖縄でも。
片山 飛行機事故がまだ見えている。6月ごろがあぶない。

1972年には6月に日本航空ニューデリー墜落事故が発生している。片山的中か。

佐藤退陣はいつか? 次期総理は?
美樹 佐藤さんはちかいうちに病気退陣。次期総理はやせた細面の人。でもあまり長つづきしない。
阪口 佐藤さんはこんどの総裁選には立候補しない。次期総理は顔の角ばった人。
片山 春にごたごたがあって夏までには退陣。次期総理は福田さん。

佐藤栄作はこの年の6月に退陣。ただし病気ではない。阪口、片山的中か。
次期総理は田中角栄。細面ではないし角ばった顔ではない。的中者なし…いや待てよ、阪口が「角」で当ててるのか…?

石坂浩二・浅丘ルリ子、関口宏・西田佐知子、佐川満男・伊東ゆかり、坂本九・柏木由紀子夫妻の将来は?
美樹 石坂・浅丘―今年後半に危機があるがもちなおす。
関口・西田ー順調。
佐川・伊東―お友だちなので…。
坂本・柏木―ぜったいにわかれない。
阪口 石坂・浅丘―今年8月の危機を乗り切れば。
関口・西田ー双方の異性問題でしょっちゅうけんか。西田さんが家出をするがわかれない。
佐川・伊東―わかれない。
坂本・柏木―何度か危機があるがわかれない。
片山 無回答

前年に結婚した4組のカップルの72年を予言。結局誰も別れると言っていない。なんだつまんない。この中では72年に離婚しているカップルはおらず、そういう意味では全員的中か。

いずみたく恐喝事件

ヨシノこの年の1月、いずみたく氏への恐喝で暴力団員1人と「アジア秘密探偵社」の社員2人が逮捕されている。夫婦仲の危機がささやかれていたこの頃、いずみたく夫人の保子さんがアジア秘密探偵社に調査を依頼し、探偵社の2人は都内6か所にあるいずみ氏所有のマンションの部屋に盗聴器をとりつけ会話や物音をテープに録音した。これをそのまま調査結果として夫人に渡せば何事もなく済んだのだが、ひともうけを企んだ2人は暴力団員をいずみ氏宅に送り、テープを500万円で買うよう恐喝したのである。いずみ氏はその場で警察に電話、暴力団員はその場で逮捕、探偵社の2人も追って逮捕されるというお粗末な結果となった。

梅宮辰夫とクラウディアさんの再婚ばなし

ヨシノ「梅宮辰夫(33歳)が、ついに結婚するという。相手の女性は、もと銀座のホステス、”ビッキー”こと、クラウディア・ビクトリアさん(27歳)。」そう、梅宮アンナの母、クラウディアだ。梅宮辰夫はこの前にやはりホステスの大門節子さんと結婚し半年で離婚している。この記事ではビッキーとの結婚について「そんなこと絶対ないよ」と否定しているのだが、翌月には結婚をすることになる。

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