七夕

特別な日の特別な歌(4)七夕編

七夕

特別な日の特別な歌

 3月3日の「うれしいひなまつり」に続いてチェックしたのは、7月7日の七夕の日だけに唄われる「たなばたさま」
 ひなまつりは女児の健康を願う行事だが、織姫様と牽牛様が年に一度天の川でデートするという七夕は誰が何のために行っているのかよくわからない行事ではある。

 ちなみに、実はこういう行事らしい。


天の川(→銀河系)の両岸にある牽牛星(ひこぼし。わし座のα星アルタイル)と織女星(おりひめ。こと座のα星ベガ)が年に一度相会するという伝説に基づいて,星をまつる行事。五節供の一つ。
中国ではこの日女性は裁縫の上達を祈る乞巧奠(きこうでん)の習俗があり,これが日本の機を織る女「棚機つ女(たなばたつめ)」の信仰と習合したと思われる
七夕行事は奈良時代から行なわれ,江戸時代には民間にも広がって,庭前にウリ,ナスなどを供え,笹竹に歌や願い事を書いた五色の短冊,糸,布などを飾り,書道や裁縫の上達などを祈るようになった。ブリタニカ国際大百科事典より

 「五節句」というのは、「1月7日の人日 (じんじつ) 」「3月3日の上巳 (じょうし) 」「5月5日の端午 (たんご) 」「7月7日の七夕 (しちせき) 」「9月9日の重陽 (ちょうよう) 」の5つだそうだ。3月の桃の節句、5月の端午の節句、7月の七夕、9月の菊の節句は知っていたけれど、ジンジツは知らなかったよ。七草粥を食べる日だよね? 人の日って何。
 で、初耳だけど、裁縫や書道の上達を祈るという風習、いいじゃないの。ねえ。
 短冊に字を書くことから書道関係は昔の風習を継承しているとして、お裁縫については糸や針のメーカーとかミシン業界が何か仕掛けていったらいいと思う。「星座を刺繍しよう」とか「七夕ぞうきんを縫いましょう」とか星型の七夕仕様のボタンとか。
 
 短冊に願い事を書くという習わしは使い勝手が良いせいか、幼稚園・保育園やスーパーの店頭でよく見かける。
 その一方、ご家庭ではあまり行われない行事という印象もある。一般家庭で大きな笹を飾るのがまず大変だ。ひな飾りやクリスマスツリーのように狭い家でも邪魔にならないミニサイズの笹が大々的に売り出されたら、存外ヒットするかも。

 さて、そんなレア行事、七夕の歌はどれくらい唄われているか、まずは下の表をご覧ください。

2016年7月7日(木) ×
2015年7月7日(火) ×
2014年7月7日(月) ×
2013年7月7日(土) 放送なし
2012年7月7日(土) 放送なし
2011年7月7日(木)
2010年7月7日(水) ×
2009年7月7日(火) ×
2008年7月7日(月) ×
2007年7月7日(土) データなし/たぶん放送なし
2006年7月7日(金) データなし
2005年7月7日(木)

 10年間で「たなばた」が唄われたのは2回! 2014年がニアピンで惜しいけど、「たなばた」が唄われたのは2回だけ!
 なんだとう!? たったそれだけなの!?

⇒7月7日のタイムテーブル

 おかしい。
 涼し気な浴衣を着たおにいさんとおねえさんが、笹飾りの前でしっとりと唄ったり、スタジオ収録の子ども達と一緒に元気よく唄っていた印象が強いのだが、あのイメージは何だったのか。私は夢でも見ていたんだろうか。
 歌のおにいさん・おねえさんだけじゃなくて、体操のおにいさん、身体表現のおねえさんも浴衣姿になってたんだよう。笹に吊るされたおにいさん・おねえさん直筆の短冊がちらっと映ったりしてね。

 2011年のだいすけおにいさん&たくみおねえさんは、私のイメージ通りの浴衣姿。たくみおねえさんのアップにしたヘアスタイルがキュート。
 そして、2005年のゆうぞうおにいさん&しょうこおねえさんは、歌の合間に直筆の短冊を披露。
 2005年と2011年が合体した演出が、私の脳内にある7月7日の「おかあさんといっしょ」なのである。
 ああ、杉田・つのだ時代はどうだったっけかなあ。二人とも浴衣を着ていた気がするんだよね。ああ、確認したい。録画データを失ってしまったのが本当に無念だよまったくもう。

 2005年のしょうこおねえさんの短冊のサインには、クマさんのようなイラストが描かれていて可愛いかった。なお、例のスプー事変は2006年。1年後、彼女が強烈な絵を描く人として有名になるなんて、この時、誰が想像できただろうか。【み】