2024年11月のNHKホール公演「おかあさんといっしょファミリーコンサート2024秋 うたの図書館」(2024年12月31日/NHK Eテレ)のあらすじをまとめました。
なお、私は今回が初見。5代目歌のおにいさんの林アキラさんがゲストということしか知りません。「うたの図書館」というユニークなサブタイトルに期待が高まります。
おかえりなさい、和夢お兄さん!
幕が上がるとステージには晴れやかな笑顔のゆういちろうお兄さん、まやお姉さん、杏月お姉さん、和夢お兄さん。今回の衣装はチェックを基調とした秋らしいカジュアルなリンクコーデです。
足の怪我で秋の全国ツアーを何回か欠場していた和夢お兄さんも元気いっぱい!
今日のファミリーコンサートは、坂田おさむおにいさん作詞作曲の2023年1月の月の歌「地球の歌」でスタート。
花田ゆういちろうです。今日はいっぱい遊んでみんなで盛り上がろうね〜!
ながたまやです。みんなに会えるのを楽しみに来ました。一緒に歌おうね〜!
佐久本和夢です。今日もみんなでコンサートを楽しもう〜!
秋元杏月です。後でみんなで体操、元気にやりましょう〜!
「あれ? ファンターネのみんなが来てないね」という和夢お兄さんのフリから、会場の皆さんと一緒に「みもも!」「やころ!」「ルチータ!」とファンターネの皆さんを呼び込む毎度おなじみの儀式あり。
謎の人々と謎の図書館
ファンターネの皆さんのごあいさつが終わると、突然、茶色のマントを着た4人の知らない人たちがステージに現れました。マントの内側は白い生地で音符が描かれています。マントを開いたり閉じたりしながら楽しげに踊っているのですが、いや、誰! 誰なの〜?
踊りながら去っていく謎の人々。「あの踊りかっこいい!」と言ってついていってしまうルチータさん。みももさんとやころさんもあとを追います。
ねえねえ、僕たちも行ってみよう!
と、兄姉たちも謎の人々を追いかけます。あら、ステージがからっぽに……と思ったら、再び謎の人々が現れ、優雅に踊っています。ステージには大きな音符の模様がついた書棚が次々に登場しました。なるほど、これが「うたの図書館」だね? では、この謎の人々は“歌の司書”?
「うたの図書館」のセットがステージに出揃ったところで謎の人々は去っていきます。そこへ、兄姉たちが追いつきました。「おお〜、本がいっぱい!」「すごい!」と驚いています。ちょっと遅れてファンターネの皆さんも到着しました。
「図書館ではないでしょうか?」と博学キャラのやころさん。すると、みももさんが「図書館……ってなんだっけ?」と首をひねります。まずは「図書館」がどういう場所なのか、小さなおともだちに説明しなくちゃならないものね。
たくさんの本を集めてみんなに貸してくれるところだよ。
「ってことは、何でも読んでいいんだ!」とルチータさん。察しがいいわね。
「なににしようかな」と、書棚を見てまわる一同。
やころさんは大好きな図鑑を発見。和夢お兄さんも図鑑に食いつきました。
動物図鑑にお魚図鑑! あっ、恐竜図鑑!
みももさんが見つけたのはオレンジ色の「むしむし図鑑」。
みももさんがまやお姉さんに本を渡すと、それを見ていたゆういちろうお兄さんが「ほう〜、きれいな表紙!」と声を上げました。
次にやころさんが発見したのは謎のパネル。
本を読んでいる人のアイコンの隣に左右ひとりずつ人のアイコンが並んでおり、その上に漫符的な3本の線のアイコンが2つ並びます。さらにその上に本のアイコンがあって、その下には下向きの矢印のアイコン。
これ、一体、何のピクトグラム?
やころさんは「本を開く時にみんなで何かを言うのではないでしょうか?」と推理。
パネルをじっくり眺めていた和夢お兄さんも何か思いつきました。
本を開く時だから……おっ!……あっ、みんなでオープンって言うんじゃない?
和夢お兄さんのかなり突飛なひらめきに、何故か「そうだよそうだよ」と同意する一同。なにがなんだかわかりませんが、本を開く時に「オープン」と唱える説、採用です。
「じゃあ、会場のみんなも、『オープン』って言ってみよう!」と、ルチータさんが会場の皆さんに呼びかけます。
オープンの呪文を唱えると…?
というわけで、本を開くジェスチャーとともに「オープン」と会場のみんなが声を揃えます。
すると、図書館の天井付近に大きな本が現れ、ピカピカ光り始めました。
続いて、針金の先に蝶のついた小道具を持った謎の人々がひらひらと再登場。
ファンターネの3人と一緒に「ちょうちょ」を歌い踊ります。
続いてありさんの扮装の謎の人々が現れ、まやお姉さんが「おつかいありさん」、その次はゆういちろうお兄さんが「虫のこえ」を歌いました。
そして、みももさんが選んだ本は「むしむし図鑑」ですから、当然、この歌はハズせない!
かしわ哲お兄さん作詞作曲の「むしむしフェスティバル」で盛り上がります。
なるほど、この図書館は本を開くと歌が飛び出すんだね〜。
つまり、今回のファミリーコンサートは「図書館の書棚で興味のある本を見つける」→「オープンと言って本を開く」→「本に関連した曲が飛び出してみんなで歌う」というシステム。
これならたくさんの曲を歌ってもらえそうで期待しちゃう。お兄さん、お姉さん、どんどん歌って〜! どんどん踊って〜!
でも、ファミリーコンサートのお話といえば、必ず何かトラブルというか試練的なくだりが入るのが定番。すんなり歌いっぱいコンサートにはならない予感。
玉とか鳥とか手紙とか、またみんなで手分けして何か探すのかも。
そうそう、まだ林アキラおにいさんが出てきていないので、「消えたアキラ館長を探せ! 封印された書棚を館長の持っている鍵で開けよう」的な展開を予想したのですが、さて、これからどうなる……?
あつまれ! のりものゴーゴゴー
「私たちはあっち」「僕たちはあっち」と、さらに本を探すべくファンターネ組と歌兄歌姉組が去り、ステージに残ったのは体操組。
う〜ん、僕の勘だと……ピッ! あっ、なんか、このへんに、すっごく面白そうな本が、ありそうなんだよね!
そうなの?
ほら見て! 僕のおててセンサーが反応してる! 近い近い近い!
聞いたことのない言葉に杏月お姉さんはいぶかしげな表情ですが、「おててセンサー」という稚気に富んだセリフを違和感なくこなしちゃう和夢お兄さん。今日も可愛いですね。
和夢お兄さんのおててセンサーがピピピピと反応したところには1冊の本が!
和夢お兄さんが見つけた“すっごく面白そうな本”にはどんな歌が入っているのでしょうか?
本の表紙には「あつまれ! のりものゴーゴゴー」と書いてあります。「カッコいい乗り物がいっぱい載ってそう」と和夢お兄さん。
というわけで、会場の皆さんもご一緒に「オープン」!
1曲目は和夢お兄さんが大好きだという新幹線の歌「新幹線でゴー・ゴ・ゴー!」。謎の人々ダンサーズが一緒に踊ります。和夢お兄さんは運転士さんの帽子をかぶってイケメン度200%UPです。敬礼がカッコいい!
続いて、昔の乗り物が出てくる歌「むかしはえっさっさ」。
番組でオンエアされている歌のクリップのように駕籠の簾から顔だけ出している杏月お姉さん。簾には丸窓から外を眺めているお姫様の絵が描かれています。
そして、駕籠が方向転換すると、裏側はタクシーのイラスト。タクシーに乗った杏月お姉さんはやはり顔だけ出してご機嫌な笑顔で手を降っています(その手もイラストだけど!)。
今度は舞台上手から船を漕ぐ和夢お兄さんが登場。
「 いまじゃ ごきげん ゆうらんせんで」の歌詞のところで和夢お兄さんが船を脱ぎ捨てると、謎の人ダンサーズが体で船を作ります。杏月お姉さんも合流してその船に乗り、ニコニコ手を振るふたり。
「次はどんな乗り物かな?」とわくわくしている杏月お姉さんと和夢お兄さん。
プップーとクラクションの音が聴こえます。
あっ、バスだ! みんな、バスは好きですか? それじゃ、僕たちと一緒にバスに乗ろう!
座席はおうちの人の膝の上です! さあ、シートベルトを締めて行きますよ〜!
「あつまれ! のりものゴーゴゴー」からの3曲目は体操兄姉の本業(?)、土曜日のふたりのコーナーで頻繁にオンエアされている「バスにのって」。
客席の小さいおともだちも、お父さんやお母さんと一緒にバスごっこができるこの曲なら俄然盛り上がっちゃうよね。謎の人々ダンサーズも「ゴーゴー!」と楽しそうに踊っています。
じゃあ、次は飛行機になって図書館の中を探検しよっか。
飛行機になって「キ〜〜ン!」とステージを去っていく杏月お姉さんと和夢お兄さん。
はる・なつ あき・ふゆ 季節の本
杏月お姉さん&和夢お兄さんと入れ替わりに登場したのは、カートを押すまやお姉さんと、「ちょちょちょちょちょ、ちょっと落とさないように気をつけて」と心配そうなゆういちろうお兄さん。カートには本がたくさん積まれています。
どれも面白そうだから、たくさん持ってきちゃった!
でも、ちょっと多すぎだよね。
たくさんの本の中からまやお姉さんが選んだのは「はる・なつ あき・ふゆ 季節の本」。
歌われる曲はアレとかアレかな? アレもくる?と、頭の中で予想する私。「もしも季節がいちどにきたら」は堅いよね? 「たいせつなこどもうた」という子どもの歌が収録されたCDが出たばかりだから、昔ながらの童謡も歌われそう。「あめふりくまのこ」とか「うみ」とか?
で、1曲目は「もしも季節がいちどにきたら」でした。予想大正解! やったね。
でも、歌われたのは最初のフレーズだけでした。
2曲目は「春の小川」。まやお姉さんのソロです。歌われたのは1番だけ。
3曲目は「うみ」。今度はゆういちろうお兄さんのソロ。またもや予想が当たって嬉しい! 朗々と歌い上げるゆういちろうお兄さん。さすがの貫禄です。
4曲目は「もみじ」。今度はふたりで歌います。この曲も1番だけ。ハモリがきれい!
さて、春、夏、秋ときて、5曲目は冬の歌、「ふゆのプレゼント」。
謎の人々ダンサーズ(そろそろ名前を明かしてほしい)と一緒に軽快に歌い踊ります。
「ふゆのプレゼント」を歌い終わると、「ブラボー、ブラボー」と声がかかりました。
えっ、誰? いやいや、私は声でわかりましたよ。林アキラおにいさんだ!
オープン・ザ・ブック
書棚の間からひょっこり顔を出したアキラおにいさん。
ゆういちろうお兄さんとまやお姉さんがおそるおそる「どちらさまですか?」と聞くと……
私は、司書。図書館の、司書。本のことなら、何でも知ってる、何でもおまかせ〜
と、歌いだします。
ああ、この図書館の司書は、謎の人々ダンサーズではなくてアキラおにいさんだったのね(じゃあ謎の人々は一体何者!?)。
あの〜、読みたい本がなかなか決められなくて。
おすすめの本を教えてくれませんか?
昔の歌も 今の歌も いろんな歌が本になってる〜〜
俳優としてだけではなく歌唱指導などで長らくミュージカルの第一線で活躍しているアキラおにいさんが「
ステージは一気に本格的ミュージカルムードに包まれます。ゆういちろうお兄さんとまやお姉さんのコーラスも素敵! ここは帝劇?
うちの図書館を気に入ってくれたかね? ゆういちろうお兄さんとまやお姉さん!
何故自分たちの名前を知っているのかとビックリするゆういちろうお兄さんとまやお姉さん。でも、知っているのは当たり前。だって、このアキラ司書さんがふたりをここに呼んだから。
この図書館の本に歌を入れているのはアキラ司書さん。
何も書いていない本に向かって歌を歌えば本に歌が入るのだそうです。何という不思議で素敵な特殊能力!
でも、どうにもわたしひとりじゃ手が回らなくて。どうだろう? 君たち、手伝ってくれないかな?
なんと、アキラ司書さんだけの特殊能力じゃなかったようです。もしや歌のおにいさんと歌のおねえさん特有の能力?
ゆういちろうお兄さんとまやお姉さんは、もちろん快諾しました。
早速、最初の仕事を依頼されます。
遠くにいるおともだちと呼び合う歌なんだけど……。
わかった! その歌って「お〜い!」でしょ? アキラ司書さん!
すると、客席から「お〜い!」と呼びかける声が! 杏月お姉さんと和夢お兄さんです。
予想的中! ゆういちろうお兄さんとまやお姉さんの図書館での初仕事はファミリーコンサートでもおなじみの曲「お〜い!」でした。
ステージの中央では、アキラ司書さんがまだ何も書かれていない本を開いてニコニコと待ち構えています。
会場の皆さんと一緒に「お〜い!」を歌い終わると、図書館の天井付近に浮かんでいる大きな本がピカピカと光り、無数の「おーい!」という文字が吸い込まれていきます。
はい、これで完成っと!
この不思議な図書館に魅了されたゆういちろうお兄さんとまやお姉さんは、アキラ司書さんに勧められ、図書館をゆっくり見学することにしました。
アキラ司書さんに「いってらっしゃ〜い!」と見送られ、図書館の奥へ去るゆういちろうお兄さんとまやお姉さん。
……と、ここまでで28分弱です。今回の放送時間は60分。まだ半分にも達してない!
ユニークなお話とたくさんの歌が隙間なくぎっしり詰まった実に良いコンサート!
ともだちの本
さて、ここから後半戦。
ファンターネの3人が戻ってきました。
アキラ司書さんに「おじさん、だれ?」と声をかけたのは、毎度おなじみ質問係のみももさん。
「やあ、わたしはこの図書館の司書。探してる本があったらお手伝いするよ」。
みももさんが読みたいのは、「なかよしのおともだちや兄弟が出てくるお話」。
「たまに喧嘩をしちゃうけどすぐに仲直りをして」とやころさんが補足します。ははーん、わかった。次の本というか、次の歌は「ふたりはなかよし」だね?
「そんでもって、踊ったり、遊んだり、時々冒険に出かけたりする! みたいな!」とルチータさん。
あれっ? 「ふたりはなかよし」じゃないの? ええと、喧嘩したり仲直りしたり冒険に出かけるなかよしの歌ってなんだっけ?
アキラ司書さんは1冊の本を書棚から引き抜き、ファンターネの皆さんに渡します。
さて、と。わたしは本を片付けるとしよう。
そう言って、図書館の奥に去っていくアキラ司書さん。
アキラ司書さんが選んでくれた本のタイトルをルチータさんが読み上げます。
「ともだちの本」。ルチータさん、字が読めて賢い!
早速、会場の皆さんと一緒に「オープン」の呪文を唱えます。
最初に飛び出した歌は「ともだちってなんだろな」。人形劇「にこにこ、ぷん」の歌です。
あらっ! ステージのモニターに「にこにこ、ぷん」の当時の映像が!
じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりがしっとりと歌い上げています。
続いてモニターに映し出されたのは、「ドレミファ・どーなっつ!」のみど、ふぁど、れっしー、空男。歌は「心はまあるいドーナッツ」。
盛りだくさんだわ〜、うたの図書館! 楽しい〜!
2024年は「おかあさんといっしょ」65周年というメモリアルな年。懐かしい人形劇の映像、これも65周年を記念しての演出でしょうか。
「さすが図書館の司書さん。素敵な本を選んでくれましたね〜」とやころさんが感心しています。
みももさんは「本の中のみんな、とっても仲良しで、うらやましいな〜」とちょっと寂しそう。
「何言ってんだよ〜、仲の良さならこの3人だって負けてないじゃん!」「やころもそう思います」とルチータさんとやころさんに言われて嬉しくなっちゃうみももさん。3人で「ともだち」を歌います。
3人が歌い終わると、「ともだち」が「ともだちの本」に追加されました。
本に歌を入れるのは歌兄歌姉だけのアビリティではなかったのね。歴代人形劇のメンバーもこの不思議な技を使えるようです。
歌が吸い込まれる様子を見て感激したファンターネの3人は、さらに図書館を探検するため、再び図書館の奥へ去っていくのでした。
出演者たちの出入りのさばき方も巧い! ナイス演出!
ファンターネの3人がいなくなると、図書館の天井付近に浮き上がっている大きな本がどんどん厚くなり、キラキラ光っています。これは、ファンターネの3人と会場の皆さんのおかげでともだちの歌がたくさん入った、という解釈でいいのかな?
たいそう たいそう またたいそう
さて、今度は客席通路に杏月お姉さんと和夢お兄さんが登場しました。ふたりとも本を持っています。
ふむふむ、なるほどね。これが鶴の恩返しポーズと。
本を読みながら和夢お兄さんがつぶやいています。そして、カメラに向かって「鶴の恩返しポーズ」を披露。
その様子を見て、杏月お姉さんが「さっきから何やってんの〜?」と声をかけました
和夢お兄さんは「すっごくためになる本を見つけた」んですって。
もしや、週に一度登場する和夢お兄さんに良く似たカッコいいあの人の本なのでは?
なんと、僕のともだちのポーズマンが書いた本なんだ。
ほら、やっぱり〜〜!
和夢お兄さんが読んでいた本の表紙には「世界のポーズ大百科」というタイトルが。
一方、杏月お姉さんが見つけた本のタイトルは「たいそう たいそう またたいそう」。
おお、ものすごく面白そうな本じゃないですか、杏月お姉さん! ステキなことがが起こる予感がしますよ!
大層、体操だね。
小さいおともだちには難解なダジャレを飛ばす和夢お兄さん。
杏月お姉さんは「えっ? 今、なんて言った?」と聞き返しますが、和夢お兄さんは「ううん、それよりさ…」とスカしてさらりと次に進むのでした。
恒例の「オープン」の呪文で、またまた会場の皆さんと一緒に開きます。
杏月お姉さんが「たいそう たいそう またたいそう」の本を開くと、モニターには8代目の体操「ぞうさんのあくび」の映像が映し出されました。体操のおにいさんは天野勝弘おにいさん!
映像に合わせて、杏月お姉さんと和夢お兄さんも一緒に体操をしています。
続いて、佐藤弘道おにいさんの「あ・い・うー」!
杏月お姉さんと和夢お兄さんはここからステージに上がり、謎の人々ダンサーズの皆さん(正式名称が知りたいよ〜)と一緒に体操です。
もちろん、次は小林よしひさおにいさんの「ぱわわぷたいそう」です。そして、よしおにいさんの「ブンバ・ボーン」の最後のところ、「 ブンバ・ボンボ・ボンボ・ブンバ・ボーン! ハッ!!」で締め。
懐かしい映像が見られたのはもちろん嬉しかったのですが、一番新しい体操のおにいさんが昔の体操を若々しく軽やかに実演してくれたのが実に楽しかった! フレッシュ&キュート!
この企画、番組にも取り入れてほしいな〜。月イチくらいでいいので、杏月お姉さんと和夢お兄さんが歴代の体操を披露するコーナーが見たい!
ぜひ実現してほしいので祈りを込めて大きな文字で書きました。NHKさんよろしくよろしく。
ただ、この体操メドレーはいずれもフルコーラスじゃなかったのが残念すぎます。
特に「あ・い・うー」の「 あわてた あひるが あー」から「 おこった おおかみ おー」のくだり! せめてここだけはハズさないでほしかった! それと弘道おにいさんバージョンの「ぞうさんのあくび」の映像も流してほしかったよね。
ねえねえ、和夢お兄さん、わたしたちも「からだ☆ダンダン」やらない?
やろう!
過去の映像を見て刺激されたのか、杏月お姉さんと和夢お兄さんも体操することに。
今日は杏月お姉さんは立って、和夢お兄さんは椅子に座っての「からだ☆ダンダン」です。
図書館の天井付近に浮き上がっている大きな本が再びどんどん厚くなり、キラキラ光りました。
あっ、体操の本がさっきより分厚くなってる!
新しいページにわたしと和夢お兄さんが載ってるよ!
体操の本「たいそう たいそう またたいそう」の前でふたりが体操をしたので、本に書き加えられたようです。
あちらこちらの書棚で赤いランプが点滅し、アラーム音が鳴っています。
アラーム音を聞いたゆういちろうお兄さん、まやお姉さん、ファンターネの3人があわてて飛び出してきました。
楽しい歴代兄姉リミックス!
いや〜、驚いた! こんなことは初めてだ。
アキラ司書さんも図書館の奥から飛び出してきました。
本が点滅しているのは、「もっと本を開いてくれ」と訴えているからだそうです。
質問担当のみももさんが「どうして本を開いてほしいの?」とアキラ司書さんに聞きました。
「本には素晴らしい歌が詰まっている。でも、本を開く人がいなければ段々読めなくなっていって、最後は本の中の歌も消えてしまうんだ」。
アキラおにいさんの重厚な演技。こういう役がこなせる人は歴代兄たちの中でもアキラおにいさんしかいないような気がします。誠に貴重な人材。
それなら僕たちみんなで本を開いていくのはどうかな?
そして、会場の皆さんと一緒に本を開くジェスチャーをしながら、一斉に「オープン」の呪文を唱えました。
すると、モニターに映し出されたのは坂田おさむおにいさんと神崎ゆう子おねえさん!
モニターのおさむおにいさんとゆう子おねえさんと一緒に、みんなで「アイアイ」を歌います。
なんと、歌の途中で映像が変わって、今度は杉田あきひろおにいさんとつのだりょうこおねえさんが映し出されました。その次は、横山だいすけおにいさんと三谷たくみおねえさん。
楽しい「アイアイ」リミックスです! いや、楽しいことは楽しいのだけれど、私のイチ推し兄姉が飛ばされているのですが……。
さあ、2番はわたしたちの番だよ〜!
2番はステージ上のゆういちろうお兄さん、まやお姉さん、アキラおにいさんが歌います。
次にモニターには映し出されたのは、速水けんたろうおにいさんと茂森あゆみおねえさん!
良かった! けんたろうおにいさんとあゆみおねえさん、順番飛ばされちゃったわけじゃなかった!
歌は坂田おさむおにいさんが作った「にじのむこうに」。ポニーテールのあゆみおねえさんの白のミニスカ姿がウルトラキュートなクリップです。
「
このゆびに とまれ」の歌詞のところから、再びあきひろおにいさん&りょうこおねえさんの映像に。弘道おにいさん、タリキヨコおねえさんもいるよ!ステージでは現役兄姉たちが爽やかに歌い踊っています。
こっちもちゃんと見たいな〜。マルチ画面的な処理で両方いっぺんに見られたらいいのにな〜。
「
つないだ てと てに」からモニターの映像はけんたろう&あゆみバージョンに戻っているのですが、このシーンは松野ちかおねえさんも登場しているのに大きく映してくれなくて残念すぎ!「にじのむこうに」も歴代リミックスバージョンでした。歴代兄姉リミックスは控えめに言っても至高なので、数ある名曲&珍曲のリミックスバージョンを番組でオンエアしてほしい! 割と頻繁に! 週1ぐらいで!
これもぜひ実現してほしいので祈りを込めて大きな文字で書きました。NHKさんよろしくよろしく。
ファンターネの先輩達
「にじのむこうに」を歌い終わると、ゆういちろうお兄さん、まやお姉さん、杏月お姉さん、和夢お兄さんは図書館の奥へ走り去り、ファンターネの3人が登場して、「みんなみんなみんな」を歌います。
歌の間、モニターに映し出されていたのは歴代人形劇。初代の「ブーフーウー」、だいぶ飛んで8代目の「にこにこ、ぷん」、「ドレミファ・どーなっつ!」、「ぐ〜チョコランタン」、「モノランモノラン」、「ポコポッテイト」、先代の「ガラピコぷ〜」の1シーンが次々と登場しました。
いったん図書館の奥へ引っ込んでいたゆういちろうお兄さん、まやお姉さん、杏月お姉さん、和夢お兄さんが戻ってきました。
そして、モニターに映し出されたのは、待ってました!のアンセムソング「ぼよよん行進曲」。
今井ゆうぞうおにいさんとはいだしょうこおねえさんの月歌オリジナルクリップです。
さらに、スタジオの子どもたちと一緒に歌う横山だいすけおにいさん、三谷たくみおねえさん、小林よしひさおにいさん、上原りさおねえさんバージョンが流れ、「
ぴゅ〜ら〜り〜ら〜」のところからメインボーカルはステージのゆういちろうお兄さん&まやお姉さんにバトンタッチ。モニターにはゆうぞうおにいさん&しょうこおねえさんの月歌クリップと、だいたく時代のスタジオの映像。
ステージには現役のゆうまやコンビ。
3人のおにいさんと3人のおねえさんの声が混ざり合い、みんな一緒に「 ぼよよよ〜ん」とジャンプするシーンに思わずほろり。
最後の「
ぼよよよ〜ん Yeah Yeah Yeah Yeah」のところから杏月お姉さんと和夢お兄さんも合流して、ステージはおおいに盛り上がります。客席の保護者の皆さんが「 ぼよよよ〜ん」がくるたびに膝の上の小さなおともだちをビヨ〜ンと持ち上げていてとても楽しそう!この日のゆういちろうお兄さんの喉は絶好調だったようでどの曲でも最高の歌唱を聴かせてくれているのですが、「ぼよよん行進曲」は特に気合の入った熱唱で格別の素晴らしさ!
声の伸びの良さ、ほとばしる声量、豊かな表情、ダンスもキレッキレです。
さようなら司書さん
「ぼよよん行進曲」が終わると、またしても図書館の天井付近に浮き上がっている大きな本がどんどん厚くなり、キラキラ光りました。
あっ、また本が分厚くなってる〜!
あっちの本も! こっちの本も!
図書館の天井付近に浮き上がっているたくさんの本がどれも厚みを増しています。
そこへアキラ司書さんが「ブラボー! ブラボー!」と言いながらやってきました。
たった今、君たちが歌い継いでくれたから、ページが増えたんだよ。
これを聞いて喜ぶ一同。
何も書かれていないまっさらな本を用意したよ。真っ白のページに今度は君たちの新しい歌を刻んでくれ。
というわけで、披露された新しい歌は「物語はつづいてる」。
去年の8月17日に放送された「おかあさんといっしょファミリーコンサート 宇都宮」でも歌われていましたね。
この曲を作詞したのは、歌謡曲の作詞家としておなじみの山川啓介さん。「にこにこ、ぷん」と「ドレミファ・どーなっつ!」で膨大な数の歌の作詞をした井出隆夫さんの別名です。
オシャレにステップを踏むゆういちろうお兄さん、まやお姉さん、そして林アキラおにいさん。
アキラおにいさんがセンターに立って朗々と歌うと、NHKホールにたちまち広がる帝劇ミュージカル感!
ファンターネの3人による「ヒューララ ブンブン!」、ファンターネの3人が引っ込むとゆういちろうお兄さん&まやお姉さんが登場して「だいじなともだち」、そして、番組開始65周年特番で初めて歌われたさだまさしさん作詞作曲の「たからもの」を歌います。
「たからもの」の途中から次々と出演者がステージに登場し、ゆういちろうお兄さん、まやお姉さん、杏月お姉さん、和夢お兄さん、林アキラおにいさん、ファンターネの3人が揃いました。
皆さん、今日は本当にありがとう。今日、図書館で出会った歌、これからも大切に歌ってくれると嬉しいな。
うたの図書館って、ひとりひとりの心の中にもあるんですよね。
みんなも大好きな歌をたくさん見つけて、自分だけの素敵な図書館を作ってね。
すると、書棚の音符の飾りがくるくると回り始めました。
図書館の本が喜んでいるのだそうです。
アキラ司書さんもそれを見て大喜び。「みんな、ありがとう!」とお礼を言うのでした。
そして、図書館の中にたくさんの花びらが舞い散り、坂田おさむおにいさん作詞作曲の「ありがとうの花」をみんなで歌い踊ります。歌が終わると、アキラ司書さんは大きく手をふって図書館の奥へ去っていきました。
たくさんの歌が歌われた「うたの図書館」のお話はここでおしまい。
最後はみんなで「きんらきらぽん」。
今日の感想
結局、謎の人々ダンサーズが何者なのか最後までわかりませんでしたが(歌の妖精? 本の妖精?)、歌とファンタジーがぎっしり詰まった濃密な60分。
「うたの図書館」という設定もストーリーもセリフも客席とのコール&レスポンスも品良くバランス良く、スタイリッシュなファミリーコンサートでした。余計な雑味なし、キリリと淡麗の大傑作。
「おかあさんといっしょ」を兄姉中心に見ている私は大満足です。人形劇ファンはちょっと物足りなかったかも。
今年は「おかあさんといっしょ」放送開始65周年ということでスペシャル番組を次々とオンエアしていたわけですが、なぜか本丸(?)のファミリーコンサートには「65周年記念」と銘打っておらず、ゲストは林アキラおにいさんだけ。これまでのアニバーサリーなファミリーコンサートには歴代兄姉が5〜6人ずらりと並んでいたのに!
でも、今回のファミリーコンサートでは、「うたの図書館」の本という仕掛けを使って、歴代の兄姉や体操、人形劇を映し出すという粋な演出で何ともスマートに65周年を寿いでいたのでした。
まあ、何といっても「歴代兄姉&現役兄姉リミックス」が最高でしたよね。特に「ぼよよん行進曲」!
現在の「ぼよよん行進曲」がオリジナルの振付をほぼ継承しているおかげで、ステージのゆういちろうお兄さんとまやお姉さんは映像の中の兄姉と一緒にナチュラルに歌い踊れたわけですよね。ありがたや。
たったひとつ残念だったのは、ゆうぞうおにいさん&しょうこおねえさんの月歌オリジナルクリップがフルバージョンではなくショートバージョンで収録されていたこと。今更言っても仕方のないことですが、もし、ゆうぞう&しょうこコンビのクリップがフルバージョンであれば、今回の歴代兄姉が一緒に歌う豪華な「
歩け 歩け 歩け…」が見られたのではないかと思っています。「ぼよよん行進曲」を聴くたび、「曲の中で鳴るホイッスルの音色がゆうぞうおにいさんの元に届けばいいな」と思って柄にもなくおセンチになってしまうのですが、このNHKホールでのリミックスバージョンで見たかったよね、ゆうぞうおにいさんの「
ゆうぞうおにいさん、見てますか?
今でも「おかあさんといっしょ」ではこの曲を大切に歌い継いでいるし、大きいおともだちも小さいおともだちもみんなこの歌が大好きですよ!
もうひとつ。
せっかくエレクトーンのエキスパートである林アキラおにいさんをゲストに迎えたのだから、アキラおにいさんのエレクトーンとゆういちろうお兄さん&まやお姉さんのピアノの3台による豪華な弾き語りが見たかったな〜。春か夏の特番あたりで是非!
図書館というのはオトナにもコドモにも身近な場所であり、ファンタジーの世界との相性も抜群。
この題材を選んだ優秀過ぎる今回のスタッフには「ありがとうの花」を盛大に咲かせた上、「メダルあげます」。【み】
\PV公開📚🎶/#おかあさんといっしょ
— 「おかあさんといっしょ」「おとうさんといっしょ」ポニーキャニオン公式 (@mama_ponycanyon) December 31, 2024
ファミリーコンサート ~うたの図書館~
📀ブルーレイ・DVD・CD💿
本編&特典映像の見どころをまとめたPVが公開📽️
出演:
花田ゆういちろう、ながたまや、秋元杏月、佐久本和夢
林アキラ
VTR出演:歴代出演者の皆さん
人形操演:島木彩、Mizumi、藤田朋花
ダンサー:Chion、内山晴渡、菊池桃子、北村桃詩
声の出演:平田真菜、折笠富美子、入江玲於奈
「ファンターネ!」
原案:松居大悟、目次立樹
キャラクターデザイン:大畠雅人
脚本:杉山王郎
音楽:栗原正己、からすだ晴奈
美術デザイン:大田創
舞台演出:振付屋かぶきもん
ディレクター:野口祐
制作統括:古屋光昭、高橋英里
制作:NHKエデュケーショナル