「しゃべくり007」にM-1ファイナリスト3組集結、そしておかん。

しゃべくり007 漫才ファイナリスト…かまいたち・ぺこぱ・ミルクボーイが大集結!」(2020年2月10日 / 日本テレビ)。今回はゲストに「M-1グランプリ2019」ファイナリストのミルクボーイ、かまいたち、ぺこぱの3組を迎え、それぞれのファン代表がファンならではのエピソードを披露する「ファン-1グランプリ」という企画。

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ファン-1グランプリ

しゃべくり009-20200210
左からミルクボーイ、かまいたち、ぺこぱのファン代表の皆さん

ミルクボーイのファンだけ1人しかいないのには理由があって、そもそも追っかけファンがそれぞれ1人ずつしかいなかったのに内海がファンと交際してファンではなく彼女になってしまった結果だそうだ。

  1. ミルクボーイファン代表
    • 「駒場の筋肉だけが好き」というファン歴6年のさよさん。現在ミルクボーイにとって唯一の追っかけファン。
  2. かまいたちファン代表
    • かまいたちのラジオのヘビーリスナーでいわゆる「ハガキ職人」のファン歴6年の山崎さん。ラジオネームは「異次元の豚バラ」。山内のファン。
    • もともとは和牛を追いかけているうちにかまいたちの魅力にハマったファン歴3年の町田さん。
  3. ぺこぱファン代表
    • ぺこぱのこれまでの活動の資料をすべて持っているというファン歴11年のえりさん。
    • デビュー以来ずっと応援しているファン歴12年の泰子さん。実はシュウペイの母。

「ネタはどうでもよくて駒場の筋肉だけが見たい」というさよさんや「濱家のことだけやたらとイジってくる」山崎さんなど、個性的な面々の中で特にユニークだったのがシュウペイの母泰子さん。息子愛ダダ漏れ。

ユニークなシュウペイママ

そういえば、かつて「金曜★LONDON HEARTS これを機に売れて欲しい!!売れてない芸能人の親はどう思ってる?」(2016年11月11日 / テレビ朝日)でも息子への溺愛っぷりを披露していたのを思い出した。

たとえば「シュウペイが近い将来、この人までにはなれるんじゃないか?」という質問も、ディープな溺愛っぷり全開。

シュウペイの母

有吉さん、前好きだったんですよ。おとなしい時期は。でも人の悪口を言って、アレになりましたでしょ?
そういうのはウチのシュウ君にはできないから。
司会だったらくりぃむしちゅーの上田さん。

立派なポンコツとして活躍しているシュウペイの将来の目標を、出来る芸人の代表格である有吉やくりぃむ上田に定める目の曇りっぷりが素晴らしい。

さらには「有吉は人の悪口を言ってアレになった」という物言い。大先輩に対する悪口とも取れる発言をテレビカメラの前でペロリと言ってしまう脇の甘さ。 まあ、たぶん悪気は一切なくて「悪口を言って売れっ子になった」とでも言いたかったんだろうけど。

そして、仕事のない息子のためにあちこちの道の駅にいきなり電話して営業をかけたというグイグイっぷり、感激して泣いた後に涙を拭いながら手でバツを作って「これはカットで」と言う“痛い素人”感の程の良さ。

名物おかんの系譜

インパクトがあって顔出しOKなお母さんの系譜というのがある。
バラエティでよくお見かけする“芸人の名物おかん”をざっと思い出してみるとこんな感じ。

前述の「金曜★LONDON HEARTS」でインタビューされたお母さんや
「オールスター後夜祭」(2019年4月6日 / TBS)の「母さん早喪服チャレンジ」でいち早く自撮り画像を送ってきたお母さんもリストに入れてみた。親しみを込めて敬称略。

  1. ダウンタウン 松本人志(1963年生)秋子
  2. FUJIWARA 藤本敏史(1970年生)勝子
  3. FUJIWARA 原西孝幸(1971年)尚子(故人)
  4. アンガールズ 田中卓志(1976年生)美枝子
  5. 安田大サーカス クロちゃん(1976年生)みゆき
  6. ロッチ 中岡創一(1977年生)きみ子
  7. ジャングルポケット 斉藤慎二(1982年生)ウタ子
  8. オリエンタルラジオ 藤森慎吾(1983年生)美代子
  9. ぺこぱ シュウペイ(1987年生)泰子
  10. 宮下草薙 宮下兼史鷹(1990年生)恵美
  11. 納言 薄幸(1993年生)紀子
  12. レインボー 池田直人(1993年生)由美子
  13. パーパー あいなぷぅ(1994年生)(名前不明)
  14. 四千頭身 後藤(1997年生)照恵

次世代名物おかんは?

名物おかん界のトップリーダーだった松本の母秋子さんは1933年生まれらしいので、今年87歳。
2年前の誕生日にこんなステキな写真が松本のTwitterで披露されてはいるが、もう昔のようにバラエティに引っ張り出すのは何だか申し訳ない。

バラエティに出演すれば無双状態だった原西の母尚子さんは2008年に死去。
秋子さん、尚子さんに負けず劣らずバラエティに頻繁に顔を出していたアンガールズ田中の母美枝子さんは、2004年の時点で62歳だったので、現在78歳。

そろそろ次世代名物おかんの育成が待たれるところである。

そこで、シュウペイの母泰子さん以下あいなぷぅの母までを第6世代おかあさん、四千頭身後藤の母照恵さん以降を第7世代おかあさんと呼んではどうだろうか。
そして、第6世代、第7世代の子ども達と一緒にこれからのバラエティ界で愉快に活躍してほしい。

いつもは見ていない「しゃべくり009」だが、M-1ファイナリスト3組が揃うという豪華なメンツに惹かれて録画しておいたら予想通りの面白さに大満足。
M-1チャンピオンのミルクボーイとキングオブコントチャンピオン+M-1ファイナリストのかまいたちはもちろんのこと、フレッシュなぺこぱがトーク番組やバラエティで新たな魅力を発揮してくれたら嬉しい。【み】

CAST

レギュラー:ネプチューン(名倉潤、原田泰造、堀内健)、チュートリアル 福田充徳、くりぃむしちゅー(上田晋也、有田哲平)
ゲスト:かまいたち(濱家隆一、山内健司)、ミルクボーイ(駒場孝、内海崇)、ぺこぱ(シュウペイ、松陰寺太勇)

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